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ラグビー コラム 2020年5月15日

ラグビー日本選手権史上初の延長サドンデス サントリーサンゴリアス対ヤマハ発動機ジュビロの極上の闘い

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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2018年度の日本ラグビーは、神戸製鋼コベルコスティーラーズが主役だった。ニュージーランドの至宝ダン・カーターが質の高いプレーで観客を沸かせ、頂点に立つ。このシーズンは2019年のラグビーワールドカップイヤーに備えるため、トップリーグは短縮バージョンで行われた。16チームを2つのカンファレンスに分けたレギュラーシーズンを経て、全チームが総合順位決定トーナメントに進む方式である。1位~8位を決めるトーナメントの準決勝以上を第56回日本選手権と兼ねて開催した。

ベスト4に進んだのは、神戸製鋼、トヨタ自動車ヴェルブリッツ、サントリーサンゴリアス、ヤマハ発動機ジュビロだった。準決勝は、12月8日、大阪・東大阪市花園ラグビー場、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、花園では神戸製鋼が31-19でトヨタ自動車を破る。本コラムで取り上げるのは、歴史に残る死闘となった秩父宮での一戦、サントリー対ヤマハだ。

かつてサントリーを率いた清宮克幸監督がヤマハの指揮官となって以降、両チームの闘いは因縁の対決として語られてきた。サントリーの沢木敬介監督をコーチの道に導いたのは清宮監督である。両チームは前年の準決勝でも対戦し、サントリーがヤマハを49-7で破っていた。しかし、ヤマハも着実に力をつけている。互いに手の内を知り尽くした者同士の闘いは、立ち上がりからアグレッシブに攻め合う好試合になった。

サントリーサンゴリアス、SOマット・ギタウ

前半2分、サントリーはラインアウトから仕掛け、SH流大、SOマット・ギタウ、WTB尾崎晟也で先制トライを奪う。ヤマハは13分、ラインアウトからモールを押し込み、HO日野剛志がトライ。18分にはモールを押し込むとみせかけて、WTBシオネ・トゥイプロトゥが走り込んでトライをあげた。12-7とヤマハリード。集中力の高い攻防が続き、前半は、22-13とヤマハが9点差をつけて折り返す。

後半に入っても力のこもった攻防が観客を魅了した。パワフルなCTBヴィリアミ・タヒトゥアを筆頭にガツガツと前進するヤマハに対し、サントリーが粘り強くディフェンス。その規律の高さは、試合後、清宮監督が称賛したほど。サントリーは後半2トライを奪い、ヤマハをノートライに抑え込む。前後半80分が終了した時、スコアボードには、25-25という同じ数字が並んだ。

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