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ラグビー コラム 2020年3月13日

サンウルブズ、3連覇中の絶対王者クルセイダーズに挑む。スーパーラグビー第7節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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一方、4連覇を狙うクルセイダーズは、開幕戦はワラターズに43-25と勝利したものの、第2節は同じニュージーランドのライバルであるチーフスに15-25と敗戦。

その後はブルーズ、ハイランダーズ(ともにニュージーランド)に25-8、33−13、レッズ(オーストラリア)に24-20と3連勝。現在、勝ち点18でニュージーランドカンファレンス2位、全体で4位につけている。

今節はキャプテンのLOスコット・バレットを始め、PRジョー・ムーディー、HOコーディー・テイラー、SOリッチー・モウンガ、CTBジャック・グッドヒューと5人のオールブラックスを休養させた。

FWは5人を変更。第1列はPRムーディ、サモア代表のマイケル・アラアラトア、HOテイラーに替わり、PRジョージ・バウアー、オリバー・ヤーガー、ルーキーのHOブロディー・マカリスターの3人が先発する。

LOはニュージーランド代表キャップ32のベテラン、ルーク・ロマノがミッチェル・ダンシエとコンビを組む。

FLは前節に引き続いて21歳のトム・クリスティーが先発し、やはりルーキーのシオネ・ハヴィリがスターターの座を獲得した。NO8はトム・サンダーズに代わって、前節FLでプレーした20歳の新星カレン・グレイスが務める。

BKは3人の選手を入れ替えた。SH(スクラムハーフ)はエレアタラ・エナリに代わって、27歳のブリン・ホールが先発してゲームキャプテンを務める。SOはニュージーランド代表1キャップを持つブレット・キャメロンが務める。

CTBはオールブラックス入りが期待されるブライドン・エノーが、新人のダラス・マクロードとコンビを組み、WTBは昨年ブレイクしたニュージーランド代表のセヴ・リースと20歳のレスター・ファインガアヌクが入り、FBにはオールブラックスのジョージ・ブリッジが前節に引き続き先発する。

また、ベンチにはオーストラリアのレベルズから移籍したHOヒュー・ローチがクルセイダーでの初めての出場機会をうかがい、20歳のファーガス・バークがスーパーラグビー初キャップのチャンスを待つ。

クルセイダーズのスコット・ロバートソンHCは、「非常に若くて有望な選手に恵まれているので、今週そうした選手たちにチャンスを与えることができる。

彼らは私たちの高いレベルの環境の中で本当に一貫したトレーニングをしてきたので、試合を楽しみにしている」と若手選手の活躍に期待を寄せた。

サンウルブズは昨シーズン、クルセイダーズに3-50、11−33と連敗しているが、今シーズンは若手中心のクルセイダーズに対して果敢にアタックを仕掛けて、先手を取って勝つ流れに持ち込みたいところだ。

サンウルブズがディフェンディングチャンピオンに挑む注目の一戦は、3月14日(土)、ブリスベンのサンコープスタジアムで開催される。試合はレッズvs.ブルズ(南アフリカ)の前に行われ、日本時間午後2:45にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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