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ラグビー コラム 2020年3月10日

未来の日本ラグビーのために 「チームを減らすことなく、日本代表との共存共栄を目指す」第2回新リーグ説明会を開催

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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新リーグはカンパニーからソーシャルへ チームの社会的価値を高め、地域を魅力的に

現在のトップリーグは企業スポーツだが、新リーグは社会のチームに進化させようとしている。「カンパニーからソーシャルへ。チームを企業資産だけではなく、社会資産にしていこうということです」(谷口室長)。そのために、ファン、ホストエリアの住民、自治体、スポンサーなどに支持されるチーム作り、ブランディングが必要になる。「新リーグのチームには、ラグビー領域と非ラグビー領域での取り組みが出てきます。ラグビー領域はホストエリアのスタジアムも満員にすること、ホストエリアでラグビーに携わる人の育成をするなどがあります。非ラグビー領域は、ホストエリアの社会課題の解決にチームが関わるということです。例をあげれば、いじめをなくすためにラグビーに何ができるか、というようなことです。ラグビーチームがあることで、いじめがなくなる、社会課題が解決されるイメージです」

ラグビーチームがあることで、その地域が魅力的になり、誰もが訪れたい場所になる。ホストエリアでのチームの社会的価値を高め、ホストエリアのブランドを向上させる。そうすることで、チームを所有する新たな価値も産まれてくるということだ。参入要件の骨子は、1月28日に発表されたものと変わらないが、今回は競技、施設、組織、法務、財務面で詳細な規定などが示された。細部は各チームの代表者が参加しての小委員会で認識を合わせる。また新リーグを運営する準備として、チケット販売、試合運営、選手育成などの研修会も行っていく。

「1チームでも減ってしまうと普及の観点、日本ラグビーの発展にはマイナスになってしまいます。なんとか、皆さんで一斉に公益法人の会員になっていただいて、スタートできるように模索しているところです」(谷口室長)。現在、準備室が新リーグ加入を想定しているのは、最低25チーム。トップリーグ16チーム、トップチャレンジ8チームに加え、昨季、トップチャレンジの入れ替え戦で清水建設ブルーシャークスに敗れた中国電力レッドレグリオンズも含まれる。加えて、海外のプロチームが参入に手を挙げた場合も、要件が整っていれば可能性はあり、スーパーラグビーを今季限りで除外されるサンウルブズが加入する可能性もゼロではない。

「参入要件をすべて満たすのが難しいチームがでてくる場合を想定して、社会人リーグ(仮称)を設けようかと思っています。そうすることで、どのチームも取りこぼすことなく、進めていきたいです」(谷口室長)。「ラグビーはJリーグやBリーグができた時とは状況が違い、あまりにも各チームの準備期間が少なすぎる。そのための期間を設け、チーム強化は続けながらも、参戦の準備ができたら加入していただくというプロセスをつくりたいのです」(瓜生副室長)。

ディビジョン1、ディビジョン2の下に社会人リーグを置き、この下に、現行のトップイースト、ウェスト、キュウシュウが続く形をイメージしているようだ。各チームの意見を取り入れながら、会社のチームから社会的価値のあるチームへ移行する。日本ラグビーの新たな取り組みが着実に動き始めている。新リーグは2021年秋の開幕を目指す。今年の4月末、参加要件に同意するチームが出そろったところで、より具体的なリーグ像が浮かび上がることになる。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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