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ラグビー コラム 2020年3月10日

未来の日本ラグビーのために 「チームを減らすことなく、日本代表との共存共栄を目指す」第2回新リーグ説明会を開催

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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新型コロナウイルスの対応に追われているのはラグビー界も例外ではないが、一方で、未来の日本ラグビーを明るく照らすための計画も進行している。1月28日、日本最高峰のジャパンラグビートップリーグに代わって、2021年秋に開幕予定の新リーグ骨子が発表された。その後、新リーグ法人準備室を軸に準備が進められ、2月28日、各チームへの第2回目の説明会が開催された。新型コロナウイルスに配慮し、スカイプで各チームをつないで行われた説明会の内容について、準備室長の谷口真由美さん、副室長の瓜生靖治さんに話を伺った。取材もスカイプで実施した。

新リーグ設立の目的は、大きくは2つ 国内リーグの発展と日本代表強化

第1回目の説明会では新リーグの骨子が明らかにされた。各チームに求められるのは次の5項目だ。「運営機能、事業機能を持つ」、「チーム名に地域名を入れる」、「ホームエリアを決める」、「15,000人収容のスタジアムを確保する」、「事業運営担当者を各分野に設置する」。第2回説明会では、新リーグの方針、概要、参入要件の具体的な内容がチームに伝えられた。当初、新リーグへの参入要件に同意するかどうかの意思表明期限を3月末としていたが、4月末に変更した。

「新リーグ設立の目的は、大きく2つあります。まずは、【国内リーグを発展させて世界との競争に打ち勝つ事】。国内でチーム数が減っていくのは損失でしかありません。だから、1チームも減らさない。増えるのは歓迎です。トップチームが普及を行うことで、すそ野を広げ、ファンの拡大を図ります。もう一つは、【日本代表との共存共栄】です。公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は日本代表をしっかり見ないといけないし、新リーグのための新しい公益法人が新リーグを見る。それぞれの法人が日本ラグビーにおける大きな両輪です。それぞれがより専門性を持った事業を進めていくということです」

難しい問題が起きたときは、必ずこの2つの目的に立ち返ろうということだ。新リーグの概要説明では、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)の森重隆会長のメッセージが紹介された。「すべてのホストエリアにラグビースタジアムと、アカデミーからトップの練習施設を持ち、ホストゲームがあるときには、ホストスタジアムがビジターファンと共に埋め尽くされ、試合後には選手もファンもノーサイドの精神で交流を深めていく。(中略)ラグビーはラグビーの方法で、日本に愛され、世界に尊敬される、価値を創造してまいります。 どうぞ我々と一緒に、スクラムを組んで、パスを繋ぎながら、並走してくださいますようお願い申し上げます」という言葉があった。

このメッセージについて瓜生靖治・副室長は説明する。「ラグビー界の言葉として浸透させたいのが、ホーム&アウェイではなく、ホスト&ビジターです。森会長のメッセージのなかにも、ホストエリア、ビジターファンという言葉を使っていただいています。JRFUの計画として、もう一度ラグビーワールドカップを日本に招致すること、そこで優勝できるような日本代表にしていこうという目標があり、これをJRFUと新リーグで一緒にやっていきましょうというのが、ミッションになります」

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