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サンウルブズ シオサイア・フィフィタ(左)
新型コロナウイルスの影響は世界のラグビー界にも及んでいるが、スーパーラグビー2020は現在も熱い戦いが繰り広げている。3月6日~8日は、ニュージーランド(NZ)、オーストラリア(AUS)、南アフリカ(SA)の各会場で第6節の7試合が行われた。NZカンファレンスでは、王者クルセイダーズを抜いてチーフスが首位に立ち、SAカンファレンスも好調シャークスがストーマーズを抜いてトップに躍り出た。し烈な順位争いを振り返っておこう。
スーパーラグビー 第6節
【ハイライト】ヒトコム サンウルブズ vs. ブランビーズ
日本のサンウルブズは3月6日、AUSカンファレンス1位のブランビーズと対戦し、14-47で敗れた。BKの要であるCTBベン・テオが怪我から復帰し、シオサイア・フィフィタを本来のCTBで起用。WTBにJJ・エンゲルブレヒトを先発させる新しい布陣で臨み、組織ディフェンスが大きく改善。前半35分には、元U20オーストラリア代表のHOエフィ・マアフがモールからトライをあげるなど前半は拮抗した試合を繰り広げた。しかし、前半終了間際にミスからトライを許すと、後半は徐々に突き放された。連係ミスなどで攻撃が継続できずにボールを失うことが多く、一刻も早く修正したい。FB竹田宜純はスーパーラグビーデビューを飾った。
サンウルズは1勝4敗となり、AUSカンファレンス最下位。勝ったブランビーズは4勝1敗、勝ち点18とし、同カンファレンス内で独走態勢だ。これを追うレベルズは、3月7日、地元メルボルンでライオンズ(SA)と対戦。前半にWTBマリカ・コロインベテがハイタックルでシンビン(10分間の一時退場)になるなど苦しい展開だったが、前半29分、WTBアンドリュー・ケラウェイが抜け出してFLリチャード・ハードウィックがトライして以降は着々と得点し、ディフェンスで激しく前に出てライオンズを2トライに抑えた。これで3勝目。勝ち点13でAUSカンファレンス2位につけている。
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