人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年3月6日

傷心のワールドカップから復活へ。アルゼンチンのハグアレスが好調シャークスへ挑む。スーパーラグビー第6節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

2019年のラグビー・ワールドカップ(W杯)で、無念のプールステージ敗退となったアルゼンチン。

屈辱を味わったアルゼンチン代表と、その候補生で構成されるハグアレスが、今年もスーパーラグビーに挑んでいる。

5か国15クラブによる最高峰リーグ「スーパーラグビー2020」は、第6節を迎えた。

南アフリカへ遠征している3勝2敗のハグアレスは、3月7日(土)、4勝1敗のシャークスと敵地で対戦する。

ハグアレスは昨年、初めてスーパーラグビーのファイナルに進出した。

決勝ではクルセイダーズ(ニュージーランド)に3-19で敗れて初優勝は逃したが、‘16年の参入から総合順位は13位、10位、準々決勝敗退、準優勝と右肩上がり。リーグ参戦4年目での快挙達成にW杯での好成績が期待された。

一方で、同じく’16年参入のサンウルブズ(日本)は18位、17位、15位、15位と低迷。しかしW杯という大本番では、立場が逆転した。

W杯イヤーのスーパーラグビーに主力を総動員し、タイトルを獲りにいったハグアレスはプールステージ敗退。代表主力をスーパーラグビーに参加させなかった日本は、史上初の8強進出を遂げた。

アルゼンチンにとって痛恨だったのはプール初戦の大一番、フランス戦での黒星(21-23)だろう。FBエミリアーノ・ボフェリによる終了間際の逆転PGが決まっていれば、結果が大きく変わっていた可能性は高い。

そんな無念のW杯を経験し、4年後へ向けてもう一度歩み出しているのが現在のハグアレスだ。

代表キャップを持たない選手が例年以上に参加しており、’23年W杯を見据えた育成にも取り組んでいるようだ。

ただ今回は4勝1敗で暫定2位のシャークスが相手とあって、先発15人中14人がキャップホルダーとなった。

中心選手として覚醒したFLマルコス・クレメルといった一線級の代表フォワードに加え、バックスには主将のCTBヘロニモ・デラフエンテ、WTBボフェリら強者が並んでいる。

ノンキャップは190センチ144キロの巨漢プロップ、ジョエル・スクラビのみ。若手に経験を積ませるというより、必勝を期した布陣と言えるだろう。

迎え撃つ格好のシャークスは、こちらもほぼベストメンバー。

’19年W杯メンバーのPRトーマス・デュトイ、ブレイク必至のNO8シクンブーゾ・ノーチェなどのフォワードも強力だが、注目は驚異的なタレントが並ぶバックスだ。

まずW杯優勝を経験した3人が勢ぞろいする。

攻防に欠点のないCTBルカンヨ・アム主将、そして決定力抜群のWTBマカゾレ・マピンピ、W杯で出番は少なかったがWTBシンシソ・ンコシは野性味溢れるランナーだ。

ハーフ団はクボタに在籍経験もあるSHルイ・シュラウダー、10番はドロップゴールも得意な快足SOカーウィン・ボッシュ。

もう一人のセンターは宗像サニックスでもプレーしたパワフルランナー、アンドレ・エスターハイゼン。

ポジション最後尾のフルバックには、代表入りが期待される新星アペレレ・ファシが入った。どの選手も南アフリカ最高レベルのボールキャリアーであり、ハグアレスにとっては難敵となる。

果たして勝負の行方は――。才能の競演に注目したい「シャークス×ハグアレス」。3月7日(土)午後9:55からJSPORTS 1で生放送、JSPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ