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ラグビー コラム 2020年1月23日

「語り継がれるシーズンにしたい」 サンウルブズ 大久保直弥ヘッドコーチに訊く

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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大久保直弥さん

――サンウルブズはどんな戦い方になるのですか。
「サンウルブズがオーソドックスにやったら絶対に勝てない。相手がやらないようなことにチャレンジして、勝機を見出すしかない」

――具体的な目標はありますか。
「過去4年で8勝しかできていませんが、今年はプレーオフ進出のチャンスがあると思っています。去年はホームで勝てなかったので、ホームで勝つことにもっと力を注がないといけない。勝ち点で30~35ポイントあげられたら良いと思っています」

――スローガンの「キープ・ハンティング」とは別に「真剣」というキーワードもあるようですね。
「真剣は叩けば叩くほど、鋼が強くなる。それはタフにつながる。精神的肉体的な強さということです。もう一つは、切れ味。シャープ。攻撃も防御も攻撃的に行こうということ。もう一つが、イノベーティブ。日本刀は日本古来のもので、独自の製法と独自の技術でできている。最後はレガシー。武器ですが、何百年も残る美術品でもある。その4つを含めた『真剣』を、自分たちのマインドセットにしようと思っています。いろんなルーツを持つ選手が、ひとつにまとまるために『真剣』をキーワードにやろうと思います。あとは、それを体現するリーダーが出てきてくれるかどうかですね」

――大久保さんは以前「サンウルブズのファンは世界一」というコメントをされています。ファンを楽しませたいですね。
「それに尽きます。昨年は負け方が悪かった。前半に良いスタートを切りながら間の抜けた時間にスコアされて負けている。今年は最初の20分で自分たちの布石を打ち、粘ってつないで最後にフィニッシュしたい。そういう勝利のシナリオを描き、シーズンの中で進化させたいです」

大久保直弥さん

――日本代表のコーチになりたいという希望はありますか。
「いつでも日本代表にチャレンジしたい気持ちはあります。ラグビーの知識については、いまは皆さん変わらないです。僕は知恵のあるコーチになりたい。ロブ・ペニーや、エディー・ジョーンズといった世界的に優秀なコーチと仕事してきました。彼らを真似るのではなく、自分の伝えたいことを伝え、権威ではなく知恵のあるコーチになりたいと思っています」

文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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