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ラグビー コラム 2020年1月21日

福岡堅樹、今季「最後」のトップリーグでダメ押しトライ ノーサイド直前、ボーナス点を巡る攻防が観客を沸かせる

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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この試合は終盤の攻防も激しかった。36-24の内訳は、神戸製鋼のトライ5に対し、ヤマハは3。7点差以内の負けによるボーナスポイントを狙うヤマハと、3トライ差以上で得られるボーナス点を狙う神戸製鋼。1点獲得にしのぎを削る激闘は観客席をも熱くした。今季は16チームの総当たり戦の末、勝ち点の合計で順位を決める。プレーオフによる優勝決定戦がないため、特にボーナス点が大切になるのだ。

同じように、時間切れのホーンが鳴ってからも長く攻防が続いたのが、サントリーサンゴリアス対NTTコミュニケーションズシャイニングアークスだ。18日、秩父宮ラグビー場で行われたこの試合は、後半19分、サントリーWTB中鶴隆彰がトライして22-10となったが、その後は拮抗した展開でスコアが伸びなかった。最後はボーナス点を巡る攻防が86分まで続いた。そのままサントリーが勝ったのだが、互いに力を出し切る好勝負となった。気温2度、冷たい雨が降っていたが、それでもカッパを着て応援を続けた15,826人の大観衆を試合内容で楽しませた。

この他にも、第2節は僅差が多かった。19日に鈴鹿で行われたHondaHEAT対クボタスピアーズでは、後半37分、WTB白井竜馬の同点トライ、SOバーナード・フォーリー(オーストラリア代表)の決勝ゴールでクボタが競り勝った。同日、福岡で行われた宗像サニックスブルース対リコーブラックラムズは、試合終了間際で18-16のリコーリード。ここからサニックスが猛攻を仕掛け、ゴールに迫りながらミスでボールを失っての悔しいノーサイドだった。

第2節もパナソニックWTB福岡堅樹、サントリーFB松島幸太朗が卓越したスピードを披露。神戸製鋼のラファエレも股下パスなど、華麗な個人技が数多く見られた。第3節以降も観客を楽しませるプレーがたくさん見られるだろう。1月26日のノエビアスタジアム神戸では、神戸製鋼とサントリーという注目カードはあるが、強豪同士の戦いは一段落する。今後は、観客を待つのではなく、さらに増やし、その観客を楽しませる運営が望まれる。

文:村上晃一

【ハイライト】ヤマハ発動機ジュビロ vs. 神戸製鋼コベルコスティーラーズ|ジャパンラグビー トップリーグ2020 第2節

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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