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写真:オフロードパスを試みる桐蔭伊藤主将
◆桐蔭学園が高校3冠、そして初の単独優勝に王手
2試合目は、Aシードで「高校3冠」を目指す桐蔭学園に、過去優勝6回優勝しているBシードの東福岡(福岡)がチャレンジした。
前半5分、大きく展開する東福岡のパスをWTB飯塚稜介(3年)がインターセプトし、そのままトライを挙げて7-0と先制する。
その後も、守備で光った桐蔭学園が相手に得点を許さず、17分にはCTB(センター)渡邉誠人(3年)がトライを挙げて14-0とリードする。
21分には東福岡にトライを許したが、27分にはLO(ロック)青木恵斗(2年)がトライを挙げて、桐蔭学園が21-7とリードして前半を折り返した。
後半、キックを蹴って敵陣で戦おうと意志統一した桐蔭学園は8分、相手反則から迷わずPG(ペナルティゴール)を選択し、これをCTB桑田敬士郎(3年)が決めて24-7とリードを広げた。
守備でリズムを掴んだ桐蔭学園は、22分には再び、LO青木がトライを挙げて31-7、さらに30分には主将SO伊藤大祐(3年)がDG(ドロップゴール)を決めて34-7としてノーサイド。
初の単独優勝を目指す桐蔭学園が、東福岡を34-7で下して7度目の決勝進出を決めた。
写真:DGを決める桐蔭SO伊藤主将
◆桐蔭学園 藤原秀之監督
「いろいろと(東福岡が)準備されているものもあって、かなりブレイクされた。大きなゲインもされた。しんどい中でも選手は頑張った。(ブレイクされても)大きなキズにならないようにしっかりボールをスローダウンさせてしたし、FWも近場頑張っていました。
ディフェンスは『1対1』と『コミュニケーション』がテーマと選手たちが決めていた。(東福岡は)トップリーグやニュージーランドのチームのようにワイドに攻めてくるチームで、日本には(ほとんど)ないチームだと思います。
(アタックでは)取れるところでトライが取ることができていた。ここ(決勝)までは何度も来ている。もう1つの壁を破れていないので今日、明日ともう1回準備をしたい。(決勝は)ミスした方が負ける。いかにチャンスでスコアをするかだと思います」
◆桐蔭学園 SO伊藤大祐キャプテン
「準決勝では中学時代にスクール一緒だった選手もいたので、楽しかった。負けたヒガシさんの分まで戦うのが大事だし、決勝はチャレンジャーとしてやっていきたい。ヒガシさんのアタックをチャレンジャーとして止めようとしたところが上手くいってペースをつかめた。
花園は別大会とずっと言ってきたので、次の一戦にすべてを賭けて高校3冠になればいい。決勝戦という舞台に立てることは光栄ですし、チームで何をやるか決めて自分たちのことを100%出したい」
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