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ラグビー コラム 2019年12月29日

「CHANGE」を胸に大学選手権ベスト8進出、筑波大学ラグビー部の2019年を振り返る

ラグビーレポート by 筑波大学新聞
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写真:杉山と眞野は旧知の仲であり、ライバル対決でもあった

筑波大が東海大と対戦した2012年、14年は、いずれもロースコアで追いかける展開から逆転勝利を収めていたからだ。

いいイメージを持って迎えた後半。立ち上がりには、スクラムで押したり、ゴール前でアタックを仕掛ける時間を作るも、トライには結び付かなかった。

逆に13分、ターンオーバーされると、東海大の主将・眞野泰地(4年・東海大仰星)の正確なキックパスから、SO丸山凜太朗(東福岡・2年)がトライ、追加点を奪われた。

後がない筑波大は、相手の固いディフェンスをこじ開けられない焦りから、要所でハンドリングエラーを招いた。田上は「取り急いだことで、逆に相手のペースにしてしまった。1本取れるか取れないかで違った」と悔やむ。

勢いを失った筑波大は38分、これまで抑えていたモールでもトライを奪われ、試合を決められた。

FL(フランカー)土谷深浩(4年・福岡)は「スクラムも多く消耗が激しかった。攻めてもミスで終わり、気持ちを高く維持できなかった」と語る。

3-24。筑波大はついに一本もゴールラインを割ることができず、試合を終えた。

主将・杉山優平(4年・大阪桐蔭)は「東海大の最後の壁を崩せなかったことが全て。自分たちのミスもあるけど、相手のプレッシャーが大きかった。眞野らしい良いチームだった」と語る。

一方、東海大の主将・眞野は「(僅差の時は、)筑波が取り切るか、自分たちが守り切るかで、試合が決まる重要な場面だった。全員でハードワークしようと声をかけた」と話した。

杉山と眞野、両主将が目指すチームはどこか似ていた。LO後藤海夏人(4年・茗溪学園)は「筑波がこれまで相手にやってきた粘りのディフェンスを逆にやられてしまった」と話す。

両主将は共に大阪府出身で、敵として戦うこともあれば、大阪府代表や高校日本代表などで同じチームになることも多かった旧知の仲だ。

杉山は「眞野のチームに一度も勝ったことがなかったから、今度こそ勝てるチャンスが来たと思った。勝つことはできなかったけど、大学最後に負けたチームが眞野で良かった」と話した。

眞野も「筑波の思いも背負って戦いたい」と語った。正月越えを決めた東海大の戦いに期待したい。

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