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ラグビー コラム 2019年11月14日

空手で学んだ『何事からも逃げない』精神で同志社大学ラグビー部の最前線を支える

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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写真:鈴木先生との1枚(本人提供)

しかし、鈴木先生から電話がかかり、連行された経験がある。そこで自らの過ちに気がつき、この経験は現在のラグビーにも活かされている。尊敬する師範の言葉を「今でも忘れることはない」。

姉が小学校卒業後、北海道の中学に進学した影響を受け、六車も親元を離れて中学から寮生活すること決意。北海道の函館ラサールに進学し、空手とは離れ、ラグビーと出会うことになった。

中・高とラグビーを続け、同志社大学に進学した。今ではラグビー歴が空手歴を上回った。今でも空手の経験がラグビーに生きている。例えばタックルに入る時。

「正直、今でも怖い。だが試合前に空手の動画を見て、たぎらせる」。唯一1対1の状況になるこの瞬間、空手をイメージにしながら恐れず相手に立ち向かう。鈴木先生から教わった、『何事からも逃げない』精神を体現している。

空手の経験、そして鈴木先生の指導がラグビーにおいて六車を強く、逞しく成長させた。幼少期では理解できなかった鈴木先生の厳しい稽古。

だが、そのおかげでここまで到達することが出来た。「小学校までだったが心から感謝している。」

現在、鈴木先生は白血病で闘病中だそうだ。尊敬する鈴木先生に、「大学選手権に出場し、元気にラグビーをしている姿を見せることで恩返ししたい」と語る。

その想いが六車の背中をグッと押す。同志社の復権と共に鈴木先生の回復を願い、六車はこれからもフィールドを駆け巡る。

文:川田翼(同志社スポーツアトム)

◆同志社大学 関西大学リーグ日程
・11月17日(日)14:00 同志社大学 vs. 天理大学 皇子山
・11月30日(土)12:00 同志社大学 vs. 立命館大学 西京極

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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