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ラグビー コラム 2019年11月3日

大学選手権出場を目指す筑波大学、帝京大学に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 筑波大学新聞
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試合2週間前から本格的に帝京への準備を始めた。変わらない帝京の強さは大きく重いタックルだ。勝負の分かれ目は「接点」になるだろう。昨年の対抗戦では接点で圧倒され、10-66と大差で敗れた。

今年の早稲田戦でも、「要所は良かったが、80分間継続できなかった」(杉山)ことで差が生まれた。

それでも、副主将のPR(プロップ)鎌田慎平(4年・東福岡)は「帝京の重さを跳ね返せるメンバーが揃っている。心配ない」と力強く語る。慶應に見せた泥臭く、粘りのあるディフェンスに期待したい。

接点の攻防を優位に進めれば勝機はある。中断期間に取り組んできたアタックが活かされるからだ。

仁熊は「BK(バックス)の強みを活かせるプレーができるようになってきている。ラインブレイクやトライを決めて、チームを勝たせる働きをしたい」と意気込む。

筑波は深めてきたチーム力で帝京に挑む。「チーム力は間違いなく(帝京よりも)筑波の方が上」と杉山は断言する。それは杉山を中心とした4年生がリーダーシップを発揮してきたからに他ならない。

中断期間、Jr.戦とC戦を3試合ずつ行った。副主将の石川千暁(4年・洛北)や坪井悠(4年・高津)など、それぞれの試合のゲームキャプテンが週始めに目標を立てた。

「接点で返す」や「つながり」など、試合の中で意識して取り組むことをチームに示した。帝京だけでなく、目の前の試合に集中するために始めた初の試みだったが、「後輩にしっかりと意識が浸透していた」(石川)。

試合中、後輩たちから目標で挙げた言葉を発するようになった。Jr.戦は春夏連敗していた日本大学に勝利するなど、2連勝でバトンを渡した。

さらに、そのJr.戦ではけがで出遅れていたHO(フッカー)吉田隼人(4年・長崎北陽台)と鎌田がスタメンで復帰。フロントローの2人である4年生の復帰は心強い。

吉田は「けが明けは状態が戻らず、苦しい思いをした」。それでも、「仲間の支えがあってここまで来られた。Jr.戦を通して、状態は上向き」と話す。

鎌田も「ゲームに戻れた嬉しさがあった。ここまで接点が良かったのはスタメンの同期が身体を張ってきたから」。

「4年生を見て後輩たちも積極的になれている」とLO(ロック)後藤海夏人(4年・茗溪学園)やFL(フランカー)土谷深浩(4年・福岡)を称えた一方、「自分も負けないように最前線で身体を張りたい」と意気込む。

杉山は「チームにはまとまりがあり、意思疎通ができている。試合の流れを掴めば強い力を発揮するし、流れを渡しても、同じ方向を向いて修正できる」と話す。

チーム一丸となって戦うのは日本代表だけではない。筑波も「ONE TEAM」で勝負に挑む。

文/写真:明石尚之(筑波大学新聞)

◆筑波大学 関東大学対抗戦日程
・11月04日(月)14:00 帝京大学 vs. 筑波大学 駒沢
・11月10日(日)14:00 筑波大学 vs. 成蹊大学 熊谷B
・11月24日(日)14:00 日本体育大学 vs. 筑波大学 前橋敷島
・11月30日(土)14:00 筑波大学 vs. 青山学院大学 江戸川陸上

◆関東大学対抗戦 順位(第3節終了時点)
1位 明治大学 3勝0敗
1位 早稲田大 3勝0敗
1位 帝京大学 3勝0敗
4位 慶應義塾 2勝1敗
5位 筑波大学 1勝2敗
6位 日本体育 0勝3敗
6位 青山学院 0勝3敗
6位 成蹊大学 0勝3敗

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筑波大学やつくば市内のニューズを扱う、筑波大学公認の新聞。発行は年7回で発行部数は2万部以上。取材や原稿執筆、紙面の作成などは学生中心で行う。»Twitter »Facebook

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