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写真:スクラムを更にレベルアップできるか
ラグビーワールドカップ開催により、関東大学対抗戦は約2か月ほど休止期間に入った。その間、大学ラグビーではトップレベルの公式戦は行わず、各々でチームを強化することに。
他大学がそれぞれ練習試合などを組み強化を図る中で、早稲田大学はAチームの対外試合を多く行うことはなかった。中断前から早大の今季の軌跡をたどっていきたい。
◆関東大学対抗戦 順位(第3節終了時点)
1位 明治大学 3勝0敗
1位 早稲田大 3勝0敗
1位 帝京大学 3勝0敗
4位 慶應義塾 2勝1敗
5位 筑波大学 1勝2敗
6位 日本体育 0勝3敗
6位 青山学院 0勝3敗
6位 成蹊大学 0勝3敗
まずは対抗戦での戦いを振り返りたい。開幕戦である日本体育大学戦では、初戦の硬さからかミスを連発。主導権を握られるも、徐々に攻守で安定感を見せる。すると、モメンタムを奪取。68-10と無事に勝利を収めた。
本拠地である早大・上井草グラウンドでは青山学院大学と対戦。完成度高い洗練されたアタックで圧倒。92-0と大勝した。
「序盤のヤマ場」と筑波大学戦。ともに攻撃力の高いBK(バックス)がそろうチーム同士の戦いであった。
先制点は早大。WTB古賀由教(スポ3=東福岡)がラインアウトからサインプレーで抜け出し、インゴールを駆け抜ける。すると、この得点から波に乗り、得点を量産。反撃を受ける場面もあったものの、52-8と快勝。
3戦を終えて、試合ごとの失点は10点以下。筑波大戦後ディフェンスについてFL(フランカー)幸重天副将(文構4=大分舞鶴)は「ディフェンスのところで成果が出た」と手応えを口にした。
開幕戦こそ、ミスが多かったものの、その後は持ち直し順調にステップアップしていった早大。春季課題であった「ディフェンス」は弱点であるどころか、強みに成り得るほどに進化してきていた。
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