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ラグビー コラム 2019年11月1日

【俺達のONE TEAM】筑波大学の院生ラガーマン。選手と研究、二刀流の挑戦

ラグビーレポート by 筑波大学新聞
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写真:SO(スタンドオフ)として日本大学C戦で戦う松橋

この頃から指導者になりたい気持ちが芽生え、編入した鹿屋体育大で保健体育の教員免許を取得。指導者として更なるスキルアップを目指し、今年の春、筑波大大学院に進学した。

大学院では古川拓生准教授(前監督)の勧めもあり、ラグビー部のアナリストとして活動。しかし、「いざ目の当たりにしたトップレベルの選手のプレーや考え方は想像を超え、理解が追いつかなかった」。

そんな時、仙台高専の柴田尚都監督の言葉を思い出した。「(指導者にとって)自分が経験していないことを教えるのはなかなか難しい」。

当時、「(高専で)優勝した嬉しさはあった」反面、「素直に喜べない感覚があった」。花園に出場する高校生相手に勝てないことや、同い年の大学2年生との体格やスキルの違いを痛感したからだ。

「指導者になる上で、選手の気持ちを理解できるように、選手としてもっと学ぶ必要がある」。6月、選手として再スタートを切った。

「誰かに縛られてやってこなかったからこそ、ここまでラグビーを続けたいと思える」と語る一方、「筑波だから選手ができている。一緒にやりましょう、とやさしく声をかけてくれた後輩たちがいた」と筑波への感謝を忘れない。

筑波のような大所帯のチームは初めて。「ラグビーに取り組む姿勢や貪欲さを見せていきたい。やるからにはAチームで戦いたい」と意気込む。

一方、部員からの信頼も厚い。副主将石川千暁(4年・洛北)は「練習前に早く来て、練習が終わっても遅くまで自主練を欠かさない。熱心に取り組む姿はみんなの刺激になっている」と話す。

もちろん、選手としてスキルを上げるだけではない。普段は大学院生として、日本代表選手の分析など研究活動にも精力的に取り組む。

どちらも指導者として必要なスキルだ。更に、現場で指導ができる環境がないかを模索するなど、志は高い。

八戸高専時代には「本気でラグビーをやりたくても、する環境がないもどかしさを経験した」。だから「指導者として、一生懸命やりたい子供たちにラグビーができる環境を作ってあげたい」と話す。

筑波から羽ばたく優秀な指導者へ。選手と研究、二刀流の挑戦は続く。

文/写真:明石尚之(筑波大学新聞)

◆筑波大学 関東大学対抗戦日程
・11月04日(月)14:00 帝京大学 vs. 筑波大学 駒沢
・11月10日(日)14:00 筑波大学 vs. 成蹊大学 熊谷B
・11月24日(日)14:00 日本体育大学 vs. 筑波大学 前橋敷島
・11月30日(土)14:00 筑波大学 vs. 青山学院大学 江戸川陸上

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筑波大学やつくば市内のニューズを扱う、筑波大学公認の新聞。発行は年7回で発行部数は2万部以上。取材や原稿執筆、紙面の作成などは学生中心で行う。»Twitter »Facebook

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