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ラグビー コラム 2019年10月19日

日本・アジアラグビー史上最大の決戦。「日本 vs. 南アフリカ」プレビュー。ラグビーワールドカップ日本大会

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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世界最高レベルの攻撃力を誇る南アフリカ

日本・アジアラグビー史上、前人未踏の戦いが始まる。

第9回ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、史上初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表“ブレイブ・ブロッサムズ”が、準々決勝で南アフリカ代表“スプリングボクス”と激突する。

舞台は10月20日(日)の東京スタジアム。19時15分にキックオフの鉄笛が鳴る。

日本にとって南アフリカは、2015年大会の初戦で34-32の大金星を挙げた相手。しかし9月6日のW杯壮行試合では7-41で敗れ、通算対戦成績は1勝1敗の五分。

因縁めく相手と、W杯の準々決勝で顔を合わせることになった。


南アフリカは「ラグビーは宗教」といわれるほど楕円球文化が根付く。1889年に始まった国内大会「カリーカップ」は、世界最古の地域代表選手権だ。少年は誰もがスプリングボクスに憧れるという。

ラグビー熱狂国のプライドに懸けて、20日は比類のない覚悟で日本に向かってくるはずだ。

2018年3月に就任し、前指揮官時代の勝率44%(11勝12敗2分)からスプリングボクスを立て直したヨハン・エラスマスHC(ヘッドコーチ)は、日本戦の出場メンバー発表のさいに「イタリア戦と同じメンバーです」とだけ答えた。

一般的にメンバー発表は試合2日前だが、エラスマスHCは「選手が落ち着ける」という理由で3日前発表を採用。独自の采配センスの一端を見せた。


スプリングボクス史上初の黒人主将、シヤ・コリシは6番を背負い、ハーフ団は好判断とキックスキルが光るSH(スクラムハーフ)のファフ・デクラークと、ドロップゴールも得意な大型SO(スタンドオフ)のハンドレ・ポラードが担う。

開幕戦でニュージーランドの防御網を単独で切り裂いたWTB(ウイング)チェスリン・コルビは、足の怪我から先発復帰する。

世界最強HO(フッカー)の呼び声高いマルコム・マークスは、リザーブスタート。隠された意図を感じる配置だが、先発するボンギ・ンボナンビも運動性能の高いアスリートだ。

8人いるリザーブは、フォワード(FW)6人とバックス(BK)2人という構成に。

FWのリザーブ人数が多くなった理由として、エラスマスHCは、FWのフィジカルで圧倒したい意図を認めつつ、「日本の戦い方を見ると、彼らは前半終盤、後半終盤に疲れが見える相手の守備的なフォワードに付け込んでくる」として、日本の戦い方を封じたい考えを示した。

今大会の南アフリカはプール戦で最多185得点、最多27トライを記録。世界最高レベルの攻撃力を誇っている。日本はゲインラインで徹底的に戦いたい。

南アフリカは前戦のカナダ戦を控え中心で戦っており、SHデクラークなど一部の主力は約2週間の準備期間で臨む。

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