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写真:次は大学選手権の表彰状を手にしたい
6月16日の春季大会最終戦で、早稲田大学に61-24で快勝し、2年ぶり7度目の優勝を決めた帝京大学。試合後の選手たちには笑顔よりも、メラメラと燃えあがる何かが見えたような気がした。
主将のCTB(センター)本郷泰司(4年=京都成章)が引っ張る今季のチームの初戦は4月28日、帝京大のホームグラウンドである百草グラウンドで流通経済大学との試合だった。
先制を流経大に許したものの、持ち前の攻撃力で終わってみれば50-19と圧勝。この勢いのまま大東文化大学、慶應義塾大学を下し、迎えた5月26日、山梨・山梨中銀スタジアムで行われた東海大学戦。
グラウンドは非常に蒸し暑かった。東海大に先制を許したものの、前半のうちに逆転。しかし、後半ラストワンプレーで逆転を許し、今季初黒星となった。
それでも春季ラストゲームである、百草グラウンドで行われた早稲田大戦では61-24と快勝。5試合を終え、4勝1敗で勝ち点が26。2位の東海大と勝ち点で並ぶも得失点差で東海大を上回った。
対抗戦に向けて最も帝京大が気をつけなければならないことは「ケガをしないこと」だ。
例えば、昨年の大学選手権で肩を負傷した本郷は開幕までには間に合わず。PR(プロップ)の細木康太郎(2年=桐蔭学園)は膝のケガで一時戦線離脱などがあった。
一時は50人を超えるメンバーが負傷を抱えていた帝京大。この点を注意することで、より素晴らしいチームが出来上がるだろう。しかし、一方でケガの影響もあって様々な選手が試合に出場する機会を得た。
FW(フォワード)ではミティエリ・ツイナカヴァトラ(1年=セントジョセフカレッジ)や、アレクサンダー・マクロビー(1年=セントケンタイガーンカレッジ)らが初戦から試合に出場。
それに負けじとHO(フッカー)李承爀(3年=大阪朝鮮)や、LO(ロック)久保克斗(3年=国学院栃木)らはスクラムやラインアウトなどセットプレーの要となっている。
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