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ザ・ラグビーチャンピオンシップ2019 アルゼンチン vs. 南アフリカ ハイライト
ファースト・スクラムこそ反則を取られたものの、2本目以降は優勢。アルゼンチンはアングルの反則を犯してPG加点を許すなど、スクラムが失点の原因にもなった。
南アフリカは4点リード(17-13)で迎えた前半終了間際、フォワードの近場攻撃から、身長189センチのSOポラードがギャップを突いてトライ。24-13で後半へ向かった。
後半2分にも3点を追加した南アフリカは、同8分にSHファフ・デクラークがシンビン(10分間の一時退出)となったが、14人となった同13分。
LOフランコ・モスタートの突破から、ハーフの代役となったWTBチェスリン・コルビのパスを受け、SOポラードが接点に突っ込み自身2トライ目。32-13
さらに後半24分に1トライを加えると、同27分にもハードワーカーのFLピーター=ステフ・デュトイが抜けだし、右外でパスを受けたWTBコルビがフィニッシュした。
最終スコアは46-13。
アルゼンチンはラインアウトモールを再三押し戻されるなどしてスコアができず、なんと後半無得点。この日のスプリングボクスは堅守も光った。
南アフリカは文句なしの快勝で、TRC初制覇。前身大会のトライネーションズを含めると2009年以来10年ぶりの載冠となった。
上昇ムードの南アフリカは、9月6日(金)、埼玉・熊谷ラグビー場で、こちらもパシフィック・ネーションズカップで優勝して“環太平洋王者”となり、自信を深めている日本代表と対戦する。
環太平洋王者vs.南半球王者のビッグマッチまで、まもなくだ。
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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