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ラグビー コラム 2019年6月12日

ラグビーワールドカップ2019™日本大会 開幕まであと100日!

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビーワールドカップ開催まであと100日

ラグビーワールドカップ(RWC)2019日本大会開幕まで100日となった6月12日、全国各地でさまざまなイベントが行われた。日本代表は、6月3日、宮崎での強化合宿のメンバー42名を発表した。RWC最終登録メンバーは8月下旬に発表される見込みだが、7月27日、釜石にて開催されるパシフィックネーションズカップ初戦(対フィジー)に向け、メンバーが絞り込まれたわけだ。サンウルブズ、6月22日から開幕するトップリーグカップでの活躍次第では追加招集の可能性もあるが、今回の42名は第一関門を突破したことになる。

世界に目を向けると、ヨーロッパのクラブ王者を決める「欧州チャンピオンズカップ」でイングランドのサラセンズが3度目の優勝を飾った。アイルランドのマンスター、レンスターを下しての優勝は、イングランドの人々にとってRWC日本大会への好材料だろう。アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリア、南アフリカから14チームが集まって競う「プロ14」は、アイルランド代表SOジョニー・セクストンのいるレンスター(アイルランド)がグラスゴー・ウォリアーズ(スコットランド)に競り勝ち、6回目の優勝を飾った。ヨーロッパ各国のクラブシーズンは終了し、RWC日本大会に向かって代表チーム強化が本格化する。ヨーロッパ同士の試合は、8月10日のアイルランド対イタリア、11日のイングランド対ウェールズにはじまり、9月7日のアイルランド対ウェールズまで14試合が予定されている。その内容に注目だ。

南半球の強豪国(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン)は、スーパーラグビーの真っ最中。決勝戦は7月6日行われる。この4カ国で行われる「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」は、RWCイヤー恒例の短縮版。7月20日、南アフリカ対オーストラリア、アルゼンチン対ニュージーランドで開幕し、8月17日までそれぞれ一度ずつ対戦する。実はRWC直前のTRCの戦績はRWCの結果と結びつかないことが多い。ここも優勝争いというより各チームの仕上がり具合を見るべき戦いだろう。

4カ国の中では、代表強化という点でアルゼンチンが大きくリードしている。スーパーラグビーのジャガーズはほぼアルゼンチン代表選手で編成し、今季の南アフリカカンファレンスで初めて1位となり、プレーオフ進出を決めた。世界で最も長期間の強化を続けるチームであり、RWC日本大会ではダークホース的存在だ。2015年大会で2度目のベスト4に食い込み、今回は優勝を狙う。プールCでともに戦うイングランド、フランスにとって脅威だろう。

三連覇を狙うニュージーランドは、SO、FBの両方でプレーでき、優れた個人技を持つダミアン・マッケンジーが右膝の負傷によってRWCでプレーすることができなくなった。しかし、リッチー・マコウの後継FLで、60キャップを持つサム・ケインが怪我から復帰した。コンディションがどこまで戻るかは未知数だが、三連覇に向かってポジティブなニュースだ。

6月12日、神戸製鋼コベルコスティーラーズから新加入選手の発表があった。NZ代表オールブラックスLOで、日本大会にも確実に出てくるブロディ・レタリック(28歳)だ。代表キャップ75。204cmという身長を感じさせない俊敏な動きをする選手で、2014年には世界最優秀選手賞を受賞。トップリーグ王者のチーム力をさらに押し上げるだろう。すでに、トヨタ自動車ヴェルブリッツにNZ代表119キャップのNO8キアラン・リード、パナソニック ワイルドナイツにNZ代表108キャップのLOサム・ホワイトロックの加入が発表されており、大物選手のトップリーグ加入情報は今後も出てきそうだ。大会後の楽しみが倍増するRWC100日前のニュースだった。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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