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ラグビー コラム 2019年5月24日

ホーム初勝利を目指すサンウルブズとプレーオフ進出へ勝ち点が欲しいレベルズ。両者のキーとなるのは!?ウィークエンドピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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サンウルブズの今季13試合目が、5月25日、秩父宮ラグビー場で行われる。対戦相手のレベルズは、オーストラリアカンファレンス2位でここまで6勝6敗。一方のサンウルブズは、2勝10敗と同カンファレンスの最下位だ。レギュラーシーズンは残すところ4試合。サンウルブズは今季、ホームでの勝利がない。苦しい戦いが続く中で応援してくれているファンの皆さんを、今度こそ喜ばせたい。

山沢拓也

今週チームに再合流した山沢拓也

サンウルブズは、昨季までレベルズに所属していたアマナキ・レレイ・マフィが今季初めて背番号8で出場。出場停止明けのWTBセミシ・マシレワもいる。持ち前の決定力でトライをあげ、スタンドを沸かせてほしいところだ。リザーブには、今週チームに再合流したSO山沢拓也、追加招集の徳永祥尭(FW第三列)がいる。ラグビーワールドカップ(RWC)2019の日本代表メンバー入りへアピールしたい。このほか、リザーブにはツイ ヘンドリックホセア・サウマキといったインパクトプレーヤーもおり、リードした状態で彼らを投入したいところだ。

プレーオフ進出に向かって勝ち点を積み上げたいレベルズは、スーパーラグビー屈指のHB団、SOウィル・ゲニア、SOクエイド・クーパー、LOアダム・コールマン、CTBリース・ホッジほか、オーストラリア代表経験者が並ぶ。ラグビーワールドカップ日本大会に出場する可能性の高い選手が多いが、今回は、オーストラリア代表31キャップのFBデイン・ハイレットペティに注目したい。

今季レベルズのキャプテンを務めるデイン・ハイレットペティ

ハイレットペティは南アフリカ共和国ダーバン出身の29歳。2018年はオーストラリア代表13試合出場のキープレーヤーだ。10歳の時、家族でオーストラリアのパースに移住し、高校時代から運動能力の高さを注目され、2008年、スーパーラグビーのウエスタン・フォースでデビュー。2010年からはフランスのビアリッツ、その後、日本の豊田自動織機シャトルズでプレーしたあと、ウエスタン・フォースに戻り、フォースがスーパーラグビーから除外されることになると、レベルズに移籍した。昨季は10戦に出場。今季はキャプテンを務める。

190cm、100kgという体格でハイボールに強く、一対一のディフェンスでもなかなか抜かれず、安定感あるFBとしてレベルズの守護神的存在だ。抜群のキック力も地域獲得には欠かせない。昨年のオーストラリア代表戦では、レベルズのチームメイトであるWTBマリカ・コロインベテ、差別発言でオーストラリア協会との契約を解除されたイズラエル・フォラウとの3人でバックスリーを形成することが多かった。フォラウがFBに入れば、ハイレットペティはWTBというような入れ替わりも多く、フォラウ不在のなかで、ハイレットペティの存在感はさらに高まるだろう。足の怪我から復帰してのこの試合、その動きから目が離せない。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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