京都産業大学、大西健監督ラストイヤーの初戦。ラグビー関西大学春季トーナメント1回戦

優勝で秋に弾みをつけたいと語る伊藤鐘平主将

オープン戦5試合を終え、伊藤主将は「ここまで試合の内容や雰囲気も徐々によくなってきている。秋に日本一になるために、春も優勝して弾みをつけたい」と見据えた。

また、先日U20日本代表に選出され、豪州遠征に参加した福西隼杜（1年・報徳）は「レギュラー争いに食い込んで、試合に出られるように。出られたときにはしっかり活躍していきたい」と意気込んでいる。

一昨年のリーグ戦で頸椎を痛めたが、懸命のリハビリを経て中川将弥が選手兼コーチとして今春からチームに復帰。

チームについては「復帰メンバーも多く、メンバー争いも激しくなってきて、お互いにいい刺激になってきていると思う」と選手たちを身近で見守るコーチとして評した。自身も選手として復帰する日に向けてトレーニングを続けている。

2年ぶり、春の関西王者へ、伝統ある京産大スタイルのラグビーにはやはりFW（フォワード）の活躍が鍵を握るだろう。初戦の相手にはこちらも春季好調の近大を迎える。一昨年、決勝で戦った相手とあり、初戦から好カード。

赤紺戦士たちがひたむきラグビーの神髄を関西に知らしめる。

文／写真：山内美優（京産大アスレチック）