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昨季は強力なFW(フォワード)を中心とした攻撃スタイルで戦ってきた大東文化大学だが、春は新しいスタイルで戦う。機動力で全体的なサイズ不足を補いつつ、相手を翻弄するプレーの『走り勝つ』というスタイルを確立させる。
4月28日に行われた第8回関東大学春季大会Aグループ初戦である、東海大学との一戦。試合は前後半ともに互いに点を取り合う状況が続いたが、大東文化が2ゴール差及ばず、29-33で試合終了。惜しくもあと一歩届かなかった。
先制したのは大東文化で前半11分、東海のペナルティから得たタッチキックをSO(スタンドオフ)青木拓己(1年=御所実業)がライン外へ。
マイボールラインアウトをNO8(ナンバーエイト)佐々木剛(4年=八戸西)がしっかりキャッチし、構えていたCTB(センター)星野大紀(4年=中部大春日丘)へつなぐ。
トライまで残り1mのところでラックが形成され、そこからPR(プロップ)藤井大喜(4年=黒沢尻工業)が持ち出し、そのままトライを決める。
続いて19分、東海のハイパントをSH(スクラムハーフ)東海林拓実(2年=山形中央)がキャッチ。松田武蔵(1年=ロトルアボーイズ)らがつないで、最後はPR渋谷圭(4年=大東大一)がトライ。
33分には敵陣深くのラインアウトモールからLO(ロック)呉山聖道(3年=大阪桐蔭)がサイドを突くトライで再び点差を広げた。東海FWや大東文化のミスが原因となったトライも許したが、前半を17-12で折り返す。
サイドを突きトライを決めた呉山
後半は開始4分、いきなり東海にトライを許し逆転されるが、佐々木のトライで再びリードを広げる。「BK(バックス)は互いに均衡していたので、FWで決まると思っていた」と言った佐々木を含め、後半はFWの動きが特に目立った。
立て続けに失点したのち、昨季の春季大会ぶりにAチームに選出されたHO(フッカー)小泉友一朗(4年=御所実業)もトライを挙げ反撃、点差を縮めた。
後半終了間際に、ラストワンプレーの攻撃で逆転のチャンスを得た大東文化だったが決めきれず、そのまま29-33で試合終了となった。
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