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昨季は8年ぶり、関東大学対抗戦で帝京大学と同率優勝、5年ぶりに全国大学選手権準決勝進出したものの、宿敵・明治大学に4点差で敗北。目標である『荒ぶる』には届かず、選手たちは涙を流した。
そんな悔しさを胸に新体制が始動。主将には1年時の対抗戦初戦から全試合で出場しているSH(スクラムハーフ)齋藤直人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)。副将にFL(フランカー)幸重天(文構4=大分舞鶴)がそれぞれ任命された。
チームスローガンを『For One』と設定。届かなかった日本一に向け、チームが1つになって挑むなどいろいろな思いが、このスローガンには込められている。齋藤主将は「本当の意味で競争し合ってまとまるチーム」を目指して歩んでいく。
先述した通り、早稲田大学は対抗戦で同率1位。大学選手権では2位扱いで挑んだ。そのため、関東大学春季大会では昨年とは違い、Aグループでの戦いとなる。そのため、タフなゲームが続くだろう。そんな早大には現在どのような戦力がそろっているか。
今季、早大には昨年よりもさらに多くの選手が残る。大学選手権の明大戦でスタメンであった選手12名が下級生であった。BK(バックス)陣はタレント揃いだ。HB(ハーフバック)団にはどちらも1年時からAチームでの出場経験がある、
主将の齋藤とSO(スタンドオフ)岸岡智樹(教4=大阪・東海大仰星)のコンビは大学屈指。今年の3月にはジュニア・ジャパンにも再び選出され、さらに円熟度は増した。
世代別の日本代表に選出され、経験を積んだ長田
ボールを大きく動かしながら、個人が考えて判断していくラグビーを行う早大にとって2人の果たす役割は大きい。そんな中で注目の選手はCTB(センター)長田智希(スポ2=大阪・東海大仰星)だろう。
昨季は対抗戦の開幕戦で高校時代のポジションではなく、WTB(ウィング)で出場。その試合でけがを負うものの、シーズン中盤以降に復帰し、安定感のあるプレーを披露した。
また、ジュニア・ジャパン、U20日本代表にも選ばれ、成長著しい。どちらのポジションでの起用になるか。
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