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秋本番に向け重要な試金石となる一戦だ。今シーズンの関東大学春季大会をBグループで迎えた明治。
初戦の拓殖大学戦を90-12の快勝で終え、続く青山学院大学戦も大差での勝利が期待されていたが、まさかの雷雨ノーゲームという結果に。中7日で相対するは強豪・筑波大学。消化不良に終わったままの力をぶつけ、大差で勝利を収めたいところだ。
素早い展開で相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)した。明治のホームグラウンド・八幡山で行われた春季大会2戦目の青学大戦。開始序盤から明治主体で試合は動いた。
前半2分、相手ゴール前でのマイボールラインアウトからモールを組み、ドライビングモールの形に。そのままじわじわとインゴールに近づいていき、最後はHO(フッカー)松岡賢太(商4=京都成章)がグラウンディング。
主将の武井日向(商4=国学院栃木)に代わり、スタメン出場を果たした男が先制トライという形で結果を残した。
FW(フォワード)の活躍にBK(バックス)も負けてはいられない。前半7分、敵陣でフェーズを重ねると、SO(スタンドオフ)山沢京平(政経3=深谷)からパスを受けたFB(フルバック)雲山弘貴(政経2=報徳学園)がラインブレーク。
最後はサポートに付いていたWTB(ウイング)小島昂(法3=明大中野)へとボールが渡り、インゴール左端にトライを決めた。
3トライを挙げた小島
前半22分に、相手FWに1トライを許したものの、ゲームキャプテン・FL(フランカー)石井洋介のトライもあり着々と点差を広げていく。
しかし、前半30分にWTB石川貴大(政経3=報徳学園)がトライを決めた直後、ぽつぽつと降っていた雨が激しい雷雨に。試合は一時中断を余儀なくされた。
その後、協会が試合再開の是非を判断するとした15時になっても雷雨は降りやまず。青学大との一戦は雷雨ノーゲームという形でひとまず幕を下ろした。その後の発表で再試合は行わないことが決定。中断時点の36-5が最終スコアとなった。
その中でも確かな収穫はあった。昨シーズン、関東大学ジュニア選手権で活躍を見せたNO8(ナンバーエイト)篠田昌寿(法3=日立一)や、U25セブンズTIDに選出された小島らは15人制での初紫紺を経験。
「春はいろいろな選手がチャレンジできる」(田中澄憲監督)と指揮官が語っていた通り、スタメンを脅かす新星たちが次々と台頭してきている。
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