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ラグビー コラム 2019年4月19日

スーパーラグビー2019後半戦へ突入 国内初の金曜ナイターでサンウルブズはハリケーンズとの一戦へ ウィークエンドピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ

ボールキャリー回数で全体の10位、7試合で3トライをあげるなど活躍するラーボニ・ウォーレンボスアヤコ

スーパーラグビー2019第10節の6試合が今週末、各地で行われる。サンウルブズは、4月19日(金)、19:00より東京・秩父宮ラグビー場でニュージーランド(NZ)カンファレンスのハリケーンズと対戦する。ハリケーンズは現在、クルセイダーズに続いてNZで2位。オーストラリアカンファレンス5位のサンウルブズには負けられない。

両チームのメンバーが発表になっているが、サンウルブズのサポーターを驚かせたのが本来はFW第三列のラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(190cm、108kg、23歳)をインサイドCTBで起用することだ。ウォーレンボスアヤコは、ボールキャリーの回数で全体の10位につけ、ここまで7試合で3トライをあげるなど際立つ活躍をしている。トニー・ブラウンヘッドコーチは「彼はCTBでプレーできるスキルセットを持っている」と語る。そして、「フィジカルの強い相手のCTB勢に対して、彼が入ることでうまく機能することを期待」とも語った。

ハリケーンズCTBで強烈な突破力を持つのが、インサイドCTBンガニ・ラウマペ(171cm、103kg、25歳)だ。ウォーレンボスアヤコは、いきなりオールブラックスのCTBで相対することになる。ラウマペは、トンガにルーツを持ち、ニュージーランドのパーマストンノースで生まれた。地元の高校でラグビーをプレーしていたが、卒業後は、13人制のラグビーリーグに転じ、オーストラリアのナショナルラグビーリーグに参加するオークランドウォリアーズと契約し活躍した。

2015年に再びユニオンに戻り、2016年にハリケーンズでスーパーラグビーデビューを果たした。主にインサイドCTBでプレーし、そのパワフルなランで攻撃に軸になっている。2017年にはニュージーランド代表オールブラックスでもプレー。これまで10キャップを得ている。CTBは、ブルーズのソニー・ビル・ウィリアムズ、クルセイダーズのライアン・クロッティー、ジャック・グッドヒューなどライバルが多いが、ラウマペもスコッドには入ってくるだろう。今季のスーパーラグビーでもすでに7トライ。ウォーレンボスアヤコとのフィジカルバトルがどんな結果となるのか、興味深い。

セミシ・マシレワ

直近の2試合で5トライをあげているセミシ・マシレワ

サンウルブズでの注目は、このところ絶好調のWTBセミシ・マシレワ(184cm、93kg、26歳)だ。ワラターズ戦(第6節)の約60mの独走トライも含めて直近の2試合で5トライをあげている。凄まじい決定力もさることながら、トライ直後の「エガちゃんポーズ」、「スネークポーズ」で観客を喜ばせている。近鉄ライナーズに所属しているが、スーパーラグビーでは、2016年、2017年はオーストラリアのフォースに所属。2018年シーズンの途中からサンウルブズに追加招集された。フィジー出身らしい独特のステップワーク、のびやかなランはあっという間にタックラーを置き去りにする。ライナーズファンに愛される優しい性格の持ち主。屈託のない笑顔でのエガちゃんポーズを、秩父宮ラグビー場のファンも心待ちにしている。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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