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ラグビー コラム 2019年4月5日

サンウルブズは復活したレベルズの黄金コンビに要注意 ウィークエンドピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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スーパーラグビー2019第8節、サンウルブズはオーストラリアカンファレンス首位のレベルズと対戦する。4月6日(土)、メルボルンのAAMIパークで日本時間17:45のキックオフだ。サンウルブズは、追加招集されたLOトンプソン ルークが3節以来の出場、前節、サンウルブズでデビューしたマーク・アボットも初先発となる。ここまで100%のプレースキック成功率を継続するSOヘイデン・パーカー、前節、3トライのハットトリックでファンを喜ばせたWTBセミシ・マシレワ、日本代表復帰を目指すCTB立川理道、安定感を増すFB山中亮平も先発する。

対するレベルズは、初のプレーオフ進出を目指しており、サンウルブズに対しても必勝態勢のメンバーを組んできた。テテラ・フォークナー(178cm、117kg、30歳)、ジャーメン・アインスリー(181cm、121kg)の両PR、マット・フィリップ(199cm、115kg、25歳)、アダム・コールマン(204cm、122kg、27歳)の両LOはオーストラリア代表キャップ保持者。ニュージーランド生まれのHOエイノル・ランギ(181cm、117kg、30歳)を含む強力なタイトファイブで、サンウルブズの圧力をかけてくるだろう。NO8イシ・ナイサラニ(195cm、110kg、24歳)は力強い突進で攻撃の核になる。

クウェイド・クーパー

第5節ライオンズ vs. レッズ戦のクウェイド・クーパー

BKラインにも、オーストラリア代表メンバーが並ぶが、今回の注目は、SHウィル・ゲニア(174cm、82kg、31歳)、SOクウェイド・クーパー(186cm、92kg、31歳)のHB団だ。スーパーラグビーでは、2011年、レッズのHB団としてチームを優勝に導いた。オーストラリア代表としても、ゲニアが100キャップ、クーパーが70キャップで、長らくチームをけん引した。

ラグビーワールドカップ(RWC)2011では、23歳の若きHBコンビとして優勝を狙ったが、準決勝でニュージーランド代表オールブラックスに完敗。ニュージーランド生まれのクーパーは観客のブーイングというプレッシャーもあって力を発揮できなかった。その後もレギュラーSHとして輝かしいキャリアを積んだゲニアに比べると、クーパーはRWC2015ではバーナード・フォーリーの控え扱い。しかし、久しぶりにゲニアとコンビを組んだ今季の活躍は目覚ましい。

ウィル・ゲニア

第7節レッズ vs. レベルズ戦のウィル・ゲニア

ゲニアは、2015年にレッズを離れ、フランスのスタッド・フランセでプレーしていたが、昨年、オーストラリアラグビー界に復帰してレベルズ入り。チーム最高位の9位浮上に貢献した。そして、今季、クーパーが新加入してかつての黄金コンビが復活。レベルズを初のプレーオフ進出に導く勢いだ。最近は戦績の振るわないオーストラリア代表にとっても、RWC2019での優勝に向け、必要な戦力になるだろう。

ゲニアはパプアニューギニア出身で、高い身体能力を持ち、長く素早いパス、卓越したスペース感覚で攻撃の要となる。クーパーは意表を突くキックや、ノールックパスなど、トリッキーな動きで観客を魅了するファンタジスタ。サンウルブズがディフェンスで隙を見せれば、そのスペースを瞬く間に攻略されるだろう。ゲニアのスピードあるパス、クーパーのキックパスは要注意。この2人にはプレッシャーをかけ続けたい。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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