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ラグビー コラム 2019年3月22日

群雄割拠の近畿を制したのは? 近畿高校ラグビー大会、第5代表決定戦・決勝レビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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決勝「東海大大阪仰星×京都成章」

ハイレベルな近畿大会のファイナルに登場したのは、準決勝で関西学院に35-0で完勝した東海大大阪仰星。

対するは、2回戦で大阪桐蔭を23点差(33-10)で破り、準決勝では天理に21-14で競り勝った京都成章だった。

東海大仰星は準決勝から先発を6人(FW4人、BK2人)変更。一方の京都成章は、準決勝からスターター15人に変更はなかった。

京都成章はFWのサイズが話題になっており、先発8人の平均身長は181.3センチ、平均体重は95.8キロ。この数値は花園予選までにさらにスケールアップするのだろう。

午後2時にキックオフされた試合は、京都成章の連続攻撃で幕を開けた。SH宮尾昌典のパスから強力ランナーが走り込んでいく。

すると前半5分、SO辻野隼大がターンから縦突破し、WTB太田匠海につなげて先制トライ。SO辻野がゴールも決めて7点を先取した。

強力FWもゴール前での決定力を見せ、前半22分にはFL三木皓正、前半終了前にはPR西村優希がインゴールにねじ込んだ。

前半を19-0とリードして折り返した京都成章。

後半のスタートは、お互いにハンドリングエラーが続いてエリアを一進一退。

しかし後半5分、FL三木のビッグゲインから敵陣深くに侵入すると、U17日本代表で身長190センチのLO山本嶺二郎が、タックルを飛び越えインゴールに押さえる技ありトライ。

トライ後の難しい角度のコンバージョンを決めたのは、準決勝・天理戦の終了間際に殊勲のアンクルタップで失点を防いだWTB森本蒼。京都成章のリードは26-0と拡大した。

お互いにエラーが続く時間帯をへて、東海大仰星の反撃は後半20分だった。

自陣から積極展開すると、両サイドでゲインを繰り返して敵陣へ。

正確なブレイクダウンワークから波状攻撃を仕掛け、最後は右サイドでWTB近藤翔耶が1対1に勝ってトライラインを越えた。ゴールは失敗で26-5。

ゴール前に侵入すればFWで得点できる京都成章は、後半25分にもふたたびFL三木がスコアラーに。31-5

しかし東海大仰星も試合終了間際、混戦からNO8中司了太が抜け出してトライ。コンバージョンも決まったが、試合はそのまま31-12で決した。

この結果、近畿ブロックから選抜大会に参加する5校は、京都成章(第1代表)、東海大大阪仰星(第2代表)、天理(第3代表)、関西学院(第4代表)、御所実業(第5代表)となった。

また府県別では、京都府代表が1校(京都成章)、大阪府代表が1校(東海大大阪仰星)、兵庫県代表が1校(関西学院)、奈良県代表が2校(天理・御所実業)となった。

昨年度花園王者の大阪桐蔭が上位5枠を逃すなど、レベルの高い近畿ブロックを勝ち抜いた代表5校。センバツではどんな戦いを見せてくれるのだろうか。

3連覇を狙う桐蔭学園など、32校が参加する全国選抜大会は、いよいよ3月29日、埼玉・熊谷で幕を開ける。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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