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ラグビー コラム 2019年3月19日

ノーサイドまで一瞬も目が離せない。僅差の勝負相次ぐ スーパーラグビー2019 第6節プレビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ジェイミー ブース

サンウルブズはここまで1勝4敗も、初戦以降は接戦を繰り広げている。第5節でもレッズに敗れたが、NO8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ、SHジェイミー・ブースが週間ベスト15に選出された。反則、ミスでチャンスをつぶし、勝利を遠ざけるもどかしい戦いを脱却。ライオンズに対しては規律正しくプレーしたい。多数の負傷者が出ていることもあり、サンウルブズを運営するジャパンエスアールは、3月18日より、5名の追加選手がチームに合流することを発表した。

PR三上正貴(東芝ブレイブルーパス、178cm、111kg、30歳)、PR浅原拓真(東芝ブレイブルーパス、179cm、113kg、31歳)、SO山沢拓也(パナソニック ワイルドナイツ、176cm、81kg、24歳)、CTB立川理道 (クボタスピアーズ、180cm、95kg、29歳)、FB山中亮平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ、188cm、95kg、30歳)。

山沢以外の4選手はサンウルブズでのプレー経験がある。第5節までは海外出身で日本代表の選手資格のない選手が中心になっていたが、今後は、ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会の日本代表候補メンバーが随時サンウルブズに合流する。日本代表メンバーから外れていた立川理道がここで好プレーを見せれば2大会連続のRWC出場が見えてくる。アピールのチャンスをつかんだ選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか。サンウルブズの勝利も見たいが、チャンスをつかんだ選手たちが持てる力を存分に発揮するところも見てみたい。

総合首位のクルセイダーズは第6節、シドニーに乗り込みワラターズと対戦。逆転負けを喫したレベルズは南アフリカに残り、ダーバンでシャークスと戦う。NZ2位のハリケーンズとSA3位のストーマーズの一戦も好勝負が期待できる。僅差勝負相次ぐスーパーラグビー2019は第6節もノーサイド直前まで勝敗の分からない試合が続出しそうだ。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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