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ラグビー コラム 2019年4月23日

ラグビーを愛するトップビジネスマンに聞く~ヒト・コミュニケーションズ 安井 豊明社長~

ラグビーのすゝめ by 村上 晃一
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みんなが好きで応援したくなるラグビーであってほしい

──会社設立15年後には東証一部に上場を果たしました。とても忙しい生活だったと思います。ラグビーのことを考えられるようになったのはいつ頃ですか。

「2011年、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、2012年に東証第二部、2013年に東証第一部に上場しました。その時、ラグビーの経験が生きました。どこかでラグビーに恩返したい気持ちが芽生えました。何から始めたらよいかと思っていたときに、宮城利行さん(元ティーガイア会長、故人)に出会ったのです。宮城さんは関西学院大学ラグビー部OBです。『安井さんは、そろそろラグビーに恩返ししたいと思っているに違いないと思って、会いたかったんです』と言うのです(笑)。宮城さんは日本ラグビーフットボール協会のマーケティング委員でもあり、『まずは、何をやりたいですか?』と言われて、中学生の全国大会を支援することにしました。それからずっと大会を見に行っているのですが、僕は中学生に体の大きな選手がいるだけで幸せな気分になるんです」

──そこからラグビー協会とのつながりができ、日本代表の支援にもつながるのですね。

「日本でラグビーワールドカップ(RWC)、オリンピック・パラリンピックが開催されるということで、その勉強も始めて、スポーツ事業にも本格的に入って行こうと動きました。今ではマラソンの国際大会、自転車競技会、楽天球団のファンクラブの運営、RWCのボランティアの面接会場運営などありとあらゆるスポーツ事業がセクターに入ってきています」

──現在、スポンサーになっているサンウルブズは、2016年からスーパーラグビーに参戦しました。

「決めたのは、記者発表の2週間くらい前です。代理店の方からチームのスポンサーをヒト・コミュニケーションズに頼みたいと言われたのですが、僕はそんな大きなプロジェクトにうちの会社ではダメだと言いました。謙遜でもなんでもなく。しかし、他が決まらず最終的にはラグビーへの恩返しの集大成だと思って受けました。僕にとっては、前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんの言葉が殺し文句でした。日本代表戦は年に10試合ほどしかできない。スーパーラグビーで武者修行する以外に強化策がないということです。それと、日本が一番足りないのはスピードでした。ここはスーパーラグビーでの南半球勢との戦いでレベルアップしましたね。一番嬉しいのは、サンウルブズがなかったらここまで強化は上手くいかなかったと言われることです。少しは役に立てたかなと思う。RWCでは、プール戦をなんとか勝ち抜いて決勝トーナメントに進出してほしいですね」

──今後もラグビーへのサポートは続けていただけますか。

「どこまでやれるか分からないけど、誠心誠意、支援したいです。みんなが好きで、みんなが応援したくなるラグビーであってほしい。ラグビーの良さが、多くの人に知られるように広がってほしいと思います」

安井豊明

代表取締役社長 安井 豊明

大分県立大分舞鶴高校、福岡大卒。昭和63年富士銀行(現みずほ銀行)入行。平成13年に大手家電量販店に入社し、16年ヒト・コミュニケーションズ社長。大分県出身

株式会社ヒト・コミュニケーションズ

販売・サービス・営業分野に特化した成果追求型アウトソーシング事業を展開する。2016シーズンよりスーパーラグビー サンウルブズのオフィシャルスポンサーとして活動を支援。
http://www.hitocom.co.jp/

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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