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ラグビー コラム 2019年4月23日

ラグビーを愛するトップビジネスマンに聞く~ヒト・コミュニケーションズ 安井 豊明社長~

ラグビーのすゝめ by 村上 晃一
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安井豊明

ラグビー経験が生んだ発想は“個性を集めて適材適所で戦う”

──高校の体験は人生に影響を与えましたか。

「あのときの大分舞鶴はチームの雰囲気が厳しかった。失敗ばかりしていると、アイツは使うのをやめましょうと監督に進言する声が聞こえてくる。ドンマイ、ドンマイとか慰め合う文化はありません。緩みがない。だから、ラグビー部が楽しかった記憶はありません。そうでなければ、田舎の公立高校が全国制覇することはできなかったでしょう。それぞれの責任をしっかり果たさなくてはいけないという意味では、この経験は企業人として役立っていると思います」

──具体的には。

「我が社も最初から優秀な人材が集まっていたわけではありません。でも、生きる力、情熱はみんな持っていた。どうすれば勝てるかと考えたとき、個で戦うのではなく、グループ力で勝負しなければいけないと思いました。そうして組織力が生きるビジネスモデルにシフトしていきました。人材を育てるため、泊まり込んで研修できる場所を探し、朝から晩まで研修をし、風呂に入って、また教えて。社是を決め、仕事五原則を作り、ファーストプレゼンができるように約3カ月間教え込みました。オール・フォー・ワン、ワン・フォー・オールで行こうと本気で考えていました。その時、自分がこういう発想になるのは、ラグビーをやっていたからだと気づいた。背の高い選手、太った選手、足の速い選手、そういう個性を集めて適材適所で戦うのがラグビーです。そうやって組織を作ると、販売力が伸びてきたのです」

──社員にどんな言葉をかけていたのですか。

「僕は格言みたいなものが好きなのですが、たとえば、『人は自分のためだけには頑張れない』と言います。そもそも、人はそうなのだということを教えました。ラグビーのため、家族のため、何かのためになっているということを糧に生きないと、自分に返ってきたときに評価にならない、ということです」

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