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後半、ホームのチーフスも逆転を狙って積極的なラグビーを展開し、6分、ゴール前でSOマッケンジーがディフェンスラインの裏へキック。
そのボールをワンバウンドでキャッチしたCTBアレックス・ナンキヴェルがトライ、ゴールも決まって23-10と追い上げる。その後もチーフスが攻め続けるもサンウルブズが守り切ると、17分に相手のノータッチキックからチャンス。
右サイドでWTBファンデンヒーファー、NO8(ナンバーエイト)ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ、再びファンデンヒーファーとつなぎ、そのまま走りきってトライ。ゴールも決まって、30-10と突き放した。
チーフスはペナルティをもらった後、PG狙わず攻め続けた。24分にはWTBエテナ・ナナイ セトゥーロが左隅にトライを挙げて30-15とする。
残り15分、チーフスはWTBモエアキオラを投入し猛攻を仕掛けるが、サンウルブズは、途中出場のFLダン・プライヤーがジャッカルを成功させるなど守り切って、そのまま30-15でノーサイド。
参入4年目のサンウルブズが、今季初勝利を挙げるとともに、アウェイ24試合目で嬉しい初勝利を飾った瞬間となった。サンウルブズは勝ち点4を獲得して総勝ち点を5とした。チーフスは勝ち点を挙げることができず、総勝ち点は1のままとなった。
3連敗してしまったチーフスのコリン・クーパーHC(ヘッドコーチ)は「とてもフラストレーションがたまる試合だった。前半はボールを奪えず、相手に先手を取られてしまった」。
「後半は修正できたが、それでも十分ではなかった。今は我々にとって厳しい状況にあるが結束していかなければいけない。先週の敗戦も辛かったが、今週も負けてしまった。もう一度、どうしてボールを失ったのか、ミスをしたのか見つめ直さないといけない」と話した。
アウェイで初勝利したサンウルブズのスコット・ハンセンHC代行は、「選手たちの努力を誇りに思う。日本のファンにとっても今日は素晴らしい勝利となった」。
「選手たちはサンウルブズのジャージを身に纏い、強豪チーフスに誇りを持って挑みました。今日の試合に勝利するという強い信念を持っていたこと、準備した戦略・戦術をしっかりと実行できたことが勝利の要因です」。
「今晩は勝利の余韻に浸りたいと思いますが、明日からは次のブルーズ戦に向けて勝利できるよう準備を始めます」と試合を振り返った。
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