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ラグビー コラム 2019年2月22日

少しずつタックルをずらして走るランニングスキルは必見 ウィークエンドピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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トンガ人の両親のもとで生まれたフォラウは、オーストラリアの3種類のフットボールでプロになったスーパーアスリートだ。日本では「オージーボール」の名で知られる、同国特有のオーストラリアンフットボール、13人制のラグビーリーグ、そして、現在のラグビーユニオンである。いずれも楕円球を使うフットボールだが、ルールは大きく違う。日本では比較する対象が難しいが、人気フットボールを渡り歩いたという観点であえて書くなら、ラグビー、サッカー、アメリカンフットボールのすべてでプロになったようなものだろう。実は、CTBに入るカーマイケル・ハントも3種類のフットボールのプロ選手だ。

フォラウは、2007年にメルボルン・ストームというラグビーリーグのチームでプロになり、オーストラリア代表にも選出された。デビュー年でのトライ記録も作っている。2011年からはオーストラリアンフットボールのプロとなり、2シーズンプレーした後、ユニオンに転向し、ワラターズと契約した(2013年)。そして、その年にユニオンのオーストラリア代表デビューを果たしている。何をやらせても才能は図抜けているのだ。

大きな体格でありながら、まともに相手にぶつかるのではなく、少しずつタックルをずらして走るランニングスキルは、日本の皆さんにぜひ見てもらいたい。オーストラリア代表は現在世界ランキング6位で、なかなか調子が上がらないが、RWC2019で、オーストラリア代表が躍進するとき、フォラウがその原動力になっていることだろう。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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