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今シーズンの日本ラグビーシーンはまだ終わらない。1月6日から始まった「全国クラブラグビーフットボール大会」は、2月3日(日)に準決勝2試合、17日(日)に決勝が、それぞれ愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で行われる。
1993年より始まったこの大会は今年で26回目を迎える。2003年から2013年まで優勝チームは日本選手権に出場し、大学選手権の優勝チームと対戦していたことでも知られる。
近年の優勝チームは、2013年が六甲ファイティングブル、2014年は北海道バーバリアンズ、2015、2016年は神奈川タマリバクラブが連覇し、最多となる10度の優勝を誇る。そして2017年、2018年は北海道バーバリアンズが連覇を果たしている。
今年も各地区を勝ち上がった13チームが1月6日よりトーナメントを戦い、2月3日(日)準決勝のカードは下記の通りとなった。
・11:00 神奈川タマリバクラブ(首都圏ブロック・神奈川)vs. 愛知教員クラブ(東海北陸ブロック・愛知)
・13:30 北海道バーバリアンズ(北海道ブロック) vs. 六甲ファイティングブル(近畿ブロック・兵庫)
準決勝に進出した4チームをそれぞれ見ていこう。まずは昨シーズン、全国大会を逃して悔しい思いをした神奈川タマリバクラブだ。
「平日は仕事に燃え、週末はラグビーに狂う」をコンセプトに、高校や大学を卒業後、大学や社会人でプレーしなかったが、真剣にラグビーがしたいという思いをもったラガーマンが集い、2000年に創部。
今年は王座奪還を目指して、基本プレーを徹底したことが功を奏し、再び、全国大会に出場した。
1回戦はシードで、1月20日に行われた2回戦は帆柱クラブ(九州北ブロック・福岡)に、15トライを挙げる猛攻を見せて89-5で快勝し、準決勝に駒を進めた。
早稲田大学出身のキャプテンSH(スクラムハーフ)西田剛と、SO(スタンドオフ)羽生憲久がハーフ団を組み、ゲームをコントロール。
東洋大学出身のキャプテンLO(ロック)野口真一がチームを引っ張り、準々決勝では立教大学出身NO8(ナンバーエイト)迫田泰英と、早稲田大学で活躍し、エディー・ジャパンの合宿にも参加したことのあるFB(フルバック)荻野岳史の2人がハットトリックを達成した。
他には本郷で花園に出場した整形外科医のLO(ロック)松丸大輝、茗渓学園や同志社大学でプレーしたCTB(センター)高澤正徳など、高校、大学などで強豪チームの一員としてプレーしていた選手が多い。
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