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大阪で激闘の準々決勝を勝ち抜き、明治大学は秩父宮に戻ってきた。準決勝の相手は、12月の対抗戦で27-31の僅差で敗北を喫した早稲田大学。チームのテーマ"revenge"を掲げ永遠のライバルを迎え撃った。
31-27。くしくも対抗戦と同じスコアで、早稲田に雪辱を果たした。開始早々に先制こそ許したが、17-13とリードして前半を終了。後半は互いに2トライ2ゴールと点差は動かずノーサイド。2年連続の決勝進出を決めた。
出鼻をくじかれても動じなかった。先制を許したのは試合開始からわずか45秒。FB(フルバック)山沢京平(政経2=深谷)のキックに、相手FB河瀬諒介(早稲田)がチャージ。
そのままインゴールに持ち込まれトライを献上した。しかし「誰も焦っていなかった」(FL/フランカー井上遼・政経4=報徳学園)。
3-10で迎えた前半23分。自陣深くに蹴りこまれたボールをWTB(ウイング)高橋汰地(政経4=常翔学園)がキャッチ。すると持ち味のステップとスピードで敵陣を貫いた。
自陣22mラインから敵ゴール前までビックゲイン。チャンスをつくると右へ展開。
ボールを受け取ったWTB山崎洋之(法2=筑紫)が空いたスペースを突きトライ。「一人一人が前に出られて、良い攻撃のリズムを生み出せた」(高橋汰)。
37分にはSH(スクラムハーフ)福田健太主将(法4=茗渓学園)のハイパントに反応し、明治の選手がたたみかけターンオーバー。
そこからすぐにBK(バックス)で展開すると、最後はCTB(センター)射場大輔(政経3=常翔学園)が4人からタックルを受けながらも縦へと切り込みトライ。
「ギャップができていて、思い切り走り込んだら突破できた」(射場)。風下であったが前半を17-13とリードして終えた。
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