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ラグビー コラム 2018年12月21日

実力が拮抗している見逃せない4試合 第55回全国大学選手権 準々決勝プレビュー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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アタアタ・モエアキオラ

東海大学の主将アタアタ・モエアキオラは2019年のスーパーラグビーでチーフス入りが決まっている

大阪のキンチョウスタジアムの第1試合は、東海大と関東大学対抗戦A3位の明治大。こちらも注目カードだ。東海大を率いるのは、CTBアタアタ・モエアキオラ主将。2016年に日本代表入りした逸材で、2019年のスーパーラグビーはニュージーランドのチーフス入りが決まっている。クレバーなプレーヤーである眞野泰地とのCTBコンビは明治大にとっても脅威だろう。関東大学リーグ戦王者として負けられない一戦だ。昨シーズン準優勝の明治大は、3回戦で立命館大を下した。この世代屈指の実力者であるPR祝原涼介、LO箸本龍雅、FL井上遼らの強力FWをSO福田健太主将が卓越したスキルで前に出す。互いにダイナミックに攻め、守る、好勝負になりそうだ。

ファウルア・マキシ

日本代表2キャップを持つファウルア・マキシ(天理大学)

第2試合は関西王者の天理大と関東大学リーグ戦1部2位の大東文化大が相まみえる。天理大は関西リーグを圧倒的な強さで駆け抜けたが、接戦をしていないのが気がかりなところ。互いに先発に3名の留学生を擁し、彼らを突破役にゲームを組み立てる。両チームともそれ以外の日本人選手は比較的小柄で、3人を生かすための献身的な働きが勝利のカギになる。天理大は日本代表2キャップを持つNO8ファウルア・マキシ、ジュニア・ジャパンのCTBシオサイア・フィフィタが目立つが、HO島根一磨主将を筆頭に体を張ってディフェンスし、攻めては湧き出るようなサポートでトライを奪う。大東文化大にもLOタラウ、NO8アマトのファカタヴァ兄弟がおり、ボールを持って前に出る能力に秀でる。勢いづけば止めるのは難しい。主将を務めるのは天理大と同じくHOの平田快笙。両主将がリードするスクラムの優劣は、攻撃の勢いを引き出すという意味でも勝敗を分けるポイントになりそうだ。

勝った4チームは、2019年1月2日の準決勝に進む。正月越えは大学の選手たちの大きな目標だ。その準決勝に期待感が膨らむような熱い戦いを期待したい。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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