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ラグビー コラム 2018年12月10日

サントリー、3連覇へ王手。「ハングリーに準備する」と沢木監督。トップリーグ総合順位決定トーナメント準決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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準々決勝に続いて、接戦を制したサントリーの沢木敬介監督は、「非常にレベルの高い試合で、ヤマハさんというエナジーのあるチームに対して、最後しっかりと我慢できたところ、後半、特にリザーブメンバーを含め、自分の役割を遂行できたことは、次にむけて自信につながるゲームだった」としみじみと語った。

サントリー沢木監督と流主将

続けて、「次のゲームは『3連覇を取る』というシンプルでクリアなターゲットがあるので、今日の試合はもう忘れて、来週からハングリーにチャンピオンにむけて準備していきます」と決勝を見据えた。

初の延長戦だったが、沢木監督は頭の中にあったという。「サドンデスで決着がつかなかった場合は(キックで蹴り合う)コンバージョン。その時のシミュレーションまでは想定していました。試合が終わった時点でグランドに立っている5人のキックコンテストで行う。スタッフ陣は想定していました」。

SH(スクラムハーフ)流大キャプテンは「ヤマハさんの素晴らしいプレーでタフなゲームになりました。最後、勝ち切れたことはチームが強くなった証拠だと思います」。

「個人的には、こういう展開を引き出してしまったので、自分の多くのミスをしていますし、判断やスキルでも全然納得いっていない部分が多くあります。決勝にむけてもう一つ上げていきたい」と勝利に喜びつつも自身のプレーについて反省していた。

12月15日、東京・秩父宮ラグビー場で、ヤマハ発動機は3位をかけてトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦する。そして3連覇を目指すサントリーは、今シーズン無敗の神戸製鋼コベルコスティーラーズと激突する。

サントリーの沢木監督は決勝戦に向けて「神戸製鋼のラグビーは今年からボールを動かすようになっています。いい10番(カーター)がいて、いい外国人選手がいる。昨年より戦力もチームも強くなっています」。

「ただ、サントリーとしては、相手の分析もしますが、もう一度自分たちのスタイル、自分たちのやり方を振り返り、今年1年間しっかり取り組んできたサントリーのラグビーをどれだけだせるか、しっかりとチャレンジしていきたい」と語った。

また、流キャプテンも「決勝の相手は神戸製鋼ですが、リーグ戦で1回負けている相手です。チャレンジャーとしていい準備をして、最後勝利して終わりたい」と意気込んだ。

来年にワールドカップイヤーを迎える2018年、平成最後の王者は3連覇を狙うサントリーか、2003年以来の優勝となる神戸製鋼か――。いよいよ、この週末、トップリーグのファイナルを迎える。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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