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ラグビー コラム 2018年12月8日

慶應義塾、最終戦で青山学院に大勝。大学選手権に弾みをつける。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 慶應スポーツ新聞会
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さらにリードを広げたい慶大が迎えた後半。5分にFL山本凱(経1・慶應)がビックゲインを見せ、そのままトライを決めると、9分にCTB(センター)阿部直孝(政1・國學院久我山)もゴールの中央へ飛び込んでトライ。

ルーキー2人が立て続けに得点を挙げ慶大を勢いづけると、HO中本慶太郎(経4・慶應)が2連続トライ、

さらにゴールライン付近まで攻め込んだFL濱野剛己(総2・桐蔭学園)のボールを受け、PR有賀光生(総3・國學院久我山)もトライを奪った。

前後半通してここまで相手を圧倒してきたが、ここから青学大の反撃が始まる。27分、青学大は慶大陣地内でスクラムを得るとそこからパスでボールをつなぎ果敢に攻め込んできた。

慶大は必死のディフェンスで前進を食い止めようとするも、ついに29分、ディフェンスの間を抜かれ失トライ。

これで青学ペースに飲まれてしまうと、33分、左右を大きく使った青学大のアタックに翻弄され、またもトライを許してしまった。

青学大の反撃に対して黙ってはいられない慶大は、相手のパスミスを逃さずボールを奪ったWTB沖洸成(総2・尾道)がトライ。

さらに試合終了間際、WTB丹治辰碩(政4・慶應)がゴール間際まで運んだボールをSH(スクラムハーフ)若林俊介(政2・慶應)が受け、インゴールに飛び込みトライを決めた。

SO南翔大(総4・常翔学園)のゴールキックも決まったところでノーサイド。主導権を奪い返し、青学大の追加点を許さず98-17で圧勝した。

早慶戦で課題となったラインアウトは「練習の成果を試合で出すことができた」(安田)というコメント通り、高い修正能力をみせて、今試合ではすべて成功、勝利を呼び寄せる一つの要因となった。

また、全体を通して多彩な攻撃でトライを量産し、青学大を圧倒できたことは大きく評価できるだろう。

タックルに課題が見られた

だが、帝京大学が1トライ1ゴールに、明治大学、早大は0点に抑えてきた相手に17点を奪われてしまったことは、満足できないはずだ。

特に、後半にボールを持たれたままターンオーバーできず苦しい時間が続き、ついには連続でトライを決められてしまう場面もあり、ディフェンス面では課題が見られた。

最終戦を白星で飾った慶大は、対抗戦を5勝2敗で終え、3位で大学選手権へと進む。目標としている優勝へは、ここから負けなしの4勝が必要となる。

全国の強豪を相手に、負ければ終わり、というプレッシャーもかかる厳しい戦いとなるだろう。

しかし、対抗戦を通してより一層の成長を遂げてきた彼らの総力を結集すれば必ずや乗り越えていける壁だ。

まずは12月16日(日)の京都産業大学との戦いでの1勝をチーム一丸となってもぎ取り、悲願の「大学日本一」へ確実に歩みを進めていってほしい。

文:松嶋菜々美/写真:重川航太朗、竹内大志(慶應スポーツ新聞会)

慶應スポーツ新聞会

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慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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