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「3度目の正直」とはならなかった。春、夏と敗れた明治大学を相手に成長した姿を見せ、明治を相手に対抗戦8連覇決めたいところだった。
曇り空の中、キックオフされたゲームは、序盤から明治大FW(フォワード)が帝京大学のFW陣に襲いかかる。前半5分、自陣30m付近のスクラムを押され、コラプシングのペナルティを取られると、そこからPG(ペナルティゴール)を決められ、3点を先制される。
続く、10分にも自陣ゴール前5メートルのスクラムから相手のSH(スクラムハーフ)福田健太(4年=茗渓学園)にディフェンスを引き付けられたところを突かれトライを奪われた(0-10)。
対する帝京大も28分、FB(フルバック)竹山晃暉(4年=御所実)がノットロールアウェイで得たPGを正確に決め、反撃開始かと思われたが、またもやミスからPGを献上し、3点を追加された。
それでも、41分、ハーフライン付近のスクラムからBK(バックス)陣の連携のとれたサインプレーが成功し、相手のでフェンスの足が止まったところを最後はWTB(ウィング)木村朋也(2年=伏見工)がトライ(8-13)。最高の形で、前半を終えた。
しかし、後半も出足からつまづいた。開始早々2分、帝京大ボールのスクラムを明治がスチール。キックで前にボールが運ばれ、競走になったが、追いつけず、トライを許してしまう(8-20)。
帝京も相手のキックから竹山がカウンターを仕掛けゲインを切ると、フォローに入った木村がトライを決めるなど迫ったが、反撃もここまで。
試合は15-23でノーサイド。対抗戦における対明治大の試合では実に8年ぶり敗戦となり、この日の天気と同様、試合後の選手たちの表情も雲がかかっていた。
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