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8連覇を賭けた戦いもいよいよ大詰め。現在、対抗戦5連勝中の帝京は、次の試合に勝利すると対抗戦の優勝、8連覇が決まる。その相手が今年度、1度も勝てていない明治大学とならば、俄然燃えてくるはずだ。
11月4日に行われた、創部100周年を迎えた早稲田大学との対戦。帝京は慶應義塾大学戦での経験を活かし、非常に落ち着きを持って試合に臨んだ。
小雨が降る中、キックオフされた試合は、帝京ペースで進んでいく。前半の20分、今年から毎日30分は組んで鍛えているスクラムで、早稲田大FW(フォワード)に勝負を挑んだ。
「1回目のスクラムでフロントロー(岡本慎太郎、呉季依典、淺岡俊亮/いずれも4年=京都成章)がフィットしたから、今日は(スクラムを)押せる」。キャプテンLO(ロック)秋山大地(4年=つるぎ)はスクラムに絶対の自信を持っていた。
8人が一体となってドライブをし、早稲田大からスクラムトライを奪った。帝京大FWは8人中7人が4年生。経験がものを言った。続く31分にもスクラムトライを奪い、前半は早稲田大を“圧倒”。28-0でハーフタイムを迎えた。
後半は早稲田大のペースで試合が進んだ。後半のキックオフはいきなりダイレクトタッチで早稲田大ボールのセンタースクラム。ゴール前へと幾度となく攻め込まれ、ディフェンスの時間が続いた。
後半開始早々5分に早稲田大にトライを奪われ、「まだ、自分たちのコミュニケーションが足りない」と秋山。
15分には、FWとBKのつなぎ目を鋭角に突かれ、早稲田にトライを奪われた。続く26分にも、グラウンド中央付近のラインアウトから、オフロードパスの連続で前進を許し、ディフェンスラインが整備される前に、早稲田大の連続攻撃からトライを決められた。
39分にもギャップを突かれトライされる。帝京大が採用しているディフェンスシステムのデメリットが顕著に出た瞬間。見直さなければならないところだろう。
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