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関東大学対抗戦、帝京大学は同じく3連勝中の慶應義塾大学との一戦を迎えた。これまでの3戦とは違い、一段とレベルが上がったこの試合。雲一つない快晴となった秩父宮ラグビー場には多くのラグビーファンが訪れ、声援を送った。
試合は息を呑む緊迫した展開となったが、24-19で帝京大が4連勝を飾り、絶対王者の誇りを守った。
慶應義塾大のキックオフで開始されたこの試合。序盤から相手の粘り強いプレーで自陣でのディフェンスに徹する苦しい時間が多くなる。
前半6分にフェイズを重ねられて、最後はディフェンスラインを抜け出されて先制トライを奪われる。対抗戦始まって、初めての先制点を許す形となったが帝京大は相手をリズムに乗せなかった。
前半10分に自陣でのディフェンスでHO(フッカー)呉季依典(きえのり)(4年=京都成章)がプレッシャーをかけ、激しいタックルをすると相手のオフロードパス(タックルを受けた選手がパスをするプレー)をCTB(センター)尾崎泰雅がインターセプト。
圧倒的なスピードで相手を置き去りにしてトライ。課題に挙げていたディフェンスからトライ繋げた。キッカーの竹山晃輝(3年=御所実)もゴールを決めて、7-7の振り出しに戻した。
これで流れを取り戻した帝京大はその後、25分には素早い連係からWTB(ウェング)木村朋也(2年=伏見工業)が抜け出すと尾崎へと返し、最後はサポートについていたSH(スクラムハーフ)小畑健太郎(4年=伏見工業)と渡りトライ。竹山のキックも決まり14-7と逆転に成功した。
33分には左サイドを抜け出した竹山がショートパントで前進。ゴール手前でボールを抑えると、最後は走りこんできたSO(スタンドオフ)北村将大(2年=御所実)がトライ。ゴールも決まり21-7とした。さらに前半終了間際には竹山がPG(ペナルティーゴール)を決め、24-7で前半を終えた。
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