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ラグビー コラム 2018年8月23日

【ザ・ラグビーチャンピオンシップ】南アフリカ代表、スプリングボクスの注目選手

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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◆すべてにハイレベルな若き司令塔
 ハンドレ・ポラード(Handre Pollard)

所属:ブルズ
ポジション:SO(スタンドオフ)
身長/体重:189cm/97kg
生年月日:1994年3月11日
キャップ数:29

6月のテストマッチシリーズでスプリングボクスにあらためて必要な選手であることをあらためて証明したハンドレ・ポラード。常に冷静で決断力があり、パス、ラン、キックとすべてがハイレベルな若き司令塔である。

早くからその才能が見いだされ、2013年、18歳で出場したU20チャンピオンシップで優勝に貢献。2014年にはキャプテンとして同大会で準優勝を果たし、世界のジュニア選手の最優秀選手に選出されたほどだ。

同年にブルズでスーパーラグビー初出場し、その勢いのままとスプリングボクスでデビューを果たした後は、南アフリカ代表のレギュラーとしても定着し、2015年ワールドカップにも出場。2015年ワールドカップ終了後にトップリーグのNTTドコモで1シーズンプレーした。

2016年シーズンはケガに悩まされ、スプリングボクスに招集されず、ブルズのキャプテンとなった2017年も精彩を欠き、代表の正SOの座をエルトン・ヤンチースに譲った。しかし、今年はスーパーラグビーでチームが苦戦する中も144点を挙げて気を吐いて、6月のテストマッチシリーズではSOのレギュラーを奪い返し、イングランド代表戦の2試合で28点を挙げる活躍を見せた。

ラグビー面だけでなくメンタル面でも大きな成長を遂げたポラードの正確なプレー、そしてプレースキックはライバルにとって大きな脅威となる。

趣味はゴルフ。好きな食べ物は肉。もともとはストーマーズのホームであるケープタウンの出身だが、2015年ワールドカップで指揮官を務めたハイネケ・メイヤーに見出されて、ブルズでデビューを果たした。今年2月、同郷の幼馴染で10代から長く交際していた元陸上選手の恋人と結婚するなど公私ともに絶好調だ。

◆敵陣を切り裂くスピードスター
 ウィリー・ルルー(Willie Le Roux)

所属:ワスプス
ポジション:FB(フルバック)
身長/体重:186cm/90kg
生年月日:1989年8月18日
キャップ数:44

ディフェンスを寄せ付けないスピードとステップで敵陣を切り裂く俊足FB。キャッチやパスなどの総合的なスキルも高く、プレースキックにも定評がある選手がウィリー・ルルーだ。南アフリカ代表の正FBとして、2015年ワールドカップではチーム3位の原動力となった。

ワールドカップ終了後の2015-16シーズン、トップリーグのキヤノンでもプレーし、NTTドコモ戦ではマンオブザマッチに輝き、開幕戦から3試合連続でトライをとるなどチームのLIXILカップ(1~8位決定トーナメント)進出に貢献する活躍を見せ、翌シーズンもプレーした。

2016年、スーパーラグビーではチーターズからシャークスに移籍したが、秋にはイングランド・プレミアシップのワスプスに移籍し、欧州でも持ち前の能力の高さを発揮し、25試合に出場して20得点を挙げ、チームのベスト4進出に貢献した。

昨年は代表でのプレーはなかったが、今年6月に1年半ぶりにスプリングボクスに復帰を果たし、対イングランド代表3連戦すべてに出場してトライも挙げるなど、BKには欠かせない存在としてアピールに成功した。

イングランドでのプレーでキック、ハイボール、キャッチング、ディフェンスと大きく成長できたと感じているルルーは、南半球の強豪相手にも切れ味のいいランを披露することができるか。

好物は寿司で、自分のプロフィールには必ず書くほど。7歳でラグビーを始め、憧れの選手は元オールブラックスのカルロス・スペンサー(現・宗像サニックスBKコーチ)。3人兄妹で妹が2人いる。ワスプスのファンにも大人気で、試合や練習後はいつも大勢のファンに囲まれている。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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