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ラグビー コラム 2018年8月14日

これは楕円球の神様からの贈り物か?ダン・カーターがトップリーグにやってきた

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ダン・カーターのすごさならいくらでも語ることができる。彼はただ上手いだけではなく、記憶に残る選手でもある。2007年のRWCでは準々決勝で失意の敗退。2011年、自国開催のRWCではチームは優勝したものの、大会中の怪我のため松葉づえで表彰式に。喜びも半分の複雑な表情だった。満を持して臨んだ2015年大会決勝戦はオーストラリア代表との大接戦になったが、終盤にカーターのドロップゴールで勝敗は決した。そこには長年積み重ねた正確なスキルと経験が凝縮されていた。カーターは会心の笑顔で表彰台に上った。ニュージーランドの人々は心から祝福の拍手を贈った。

ダン・カーター

世界最強ニュージーランド代表の一員としてワールドカップ連覇にも貢献

その後、フランスのトップリーグ「トップ14」のラシン92でプレー。そして、36歳になったカーターが現役最後の場所として選んだのが日本だった。日本のラグビーファンにとっては、楕円球の神様からの贈り物のようなニュースだった。

8月初旬、北海道の網走には、神戸製鋼の一員としてトレーニングするカーターの姿があった。チームのスタッフに訊くところでは、フランス時代から抱える怪我のリハビリ中だが、トレーニングコーチの指導に素直に従い、偉ぶったところはまったくないという。食事のときも進んで日本選手の中に入って談笑し、神戸では銭湯に行き、カウンターで寿司をほおばるなど日本の生活を大いに楽しんでいる。網走でもカーターの行くところ必ずファンの行列ができていたが、嫌がる顔一つ見せず、写真撮影とサインに応じていた。オールブラックスになった者の務めは、その経験と技術を若い選手に伝えることだ。「私はそのキャリアを通してたくさんのことを学びました。その知識を次の世代にシェアすることが重要なのです」。神戸製鋼でも惜しげもなくノウハウを伝える。カーターは、日本のラグビー選手にとってもロールモデルなのだ。

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