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ラグビー コラム 2018年7月30日

クルセイダーズとライオンズ、決勝は2年連続で同じ顔合わせに。スーパーラグビー準決勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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◆クルセイダーズ vs. ハリケーンズ

スーパーラグビーもいよいよ佳境を迎えており、7月28日(土)、プレーオフ準決勝の2試合が行われた。

第1試合は、ニュージーランドカンファレンス1位&全体でも1位でプレーオフに進出した、昨年の王者クルセイダーズと、同カンファレンス2位&全体4位で、一昨年度の覇者ハリケーンズのニュージーランド勢同士の対戦となった。

クルセイダーズは、第4節、第5節でハリケーンズ、ハイランダーズに連敗を喫したが、それ以降12連勝と圧倒的な強さを見せつけてプレーオフに進出。

先週、7月21日に行われたシャークス(南アフリカ)との準々決勝でも、5トライを挙げ、40-10と快勝しセミファイナルに名乗りを上げた。

対するハリケーンズは、シーズンの開幕戦でブルズ(南アフリカ)に19-21と惜敗したが、その後は順調に白星を積み重ねていった。終盤5試合は1勝4敗と、敵地での弱さを露呈したが、それでも11勝5敗でプレーオフ進出。

7月20日にホームで行われた、同じニュージーランド勢のチーフスとの準々決勝では、先制するも終盤相手に追い上げられる展開となったが、32-31と辛くも1点差で逃げ切り準決勝に駒を進めた。

クルセイダーズの先発メンバーは準々決勝から1名のみの変更で、ケガから復帰したPR(プロップ)のジョー・ムーディが1番に入った。

LO(ロック)はキャプテンのサム・ホワイトロック、スコット・バレットがコンビを組み、PRオーウェン・フランクス、NO8(ナンバーエイト)キアラン・リード、CTB(センター)ライアン・クロッティら経験あるオールブラックスが名を連ねた。

ハリケーンズは準々決勝とはメンバー変更はせず、クルセイダーズのLOスコットの兄弟で、司令塔のSO(スタンドオフ)ボーデン・バレットと、その弟でCTBジョーディ、FB(フルバック)ネヘ・ミルナー=スカッダーと、こちらもオールブラックスが並んだ。

FL(フランカー)アーディ・サヴェアが、リザーブで復帰する可能性も報道されていたが、結局はメンバー入りしなかった。

クライストチャーチのAMIスタジアムでキックオフされた試合は、序盤からホームのクルセイダーズが積極的に攻めて敵陣でゲームを進めるが、ハリケーンズもディフェンスでプレッシャーをかける展開となる。

ゲームが動いたのは15分。クルセイダーズがラインアウトからボールをつなぎ、CTBジャック・グッドヒューが抜け出しゴール前にチャンスを作り、最後はSOリッチー・モウンガがステップで持ち込み中央にトライ。モウンガはゴールも決めて、7-0とクルセイダーズが先制する。

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