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ラグビー コラム 2018年7月24日

高校ラグビー、真夏のセブンズ王者は流通経済大柏。千葉県勢初の全国タイトル

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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決勝は初優勝を狙う流通経済大柏と3年ぶりの優勝を狙う東海大大阪仰星の激突となった。

流通経済大柏が前半、永山、當眞のトライで10-0とリードする。後半、東海大大阪仰星・谷口宜顕がトライを挙げて10-5と5点差に追い上げる。

それでも流通経済大柏が堅いディフェンスを見せて追加点を許さず、終了間際に諸井がステップで相手をかわしてトライを挙げて17-5で勝利し、初優勝を飾った。

◆カップトーナメント決勝
○流経大柏 17-5 東海大大阪仰星

流通経済大柏は今大会に向けてBK(バックス)を中心に指導している中村龍一ヘッドコーチの下、1ヶ月前から平日は週に1回ほどセブンズの練習をして準備をしてきたという。

また、週末は相亮太監督がリコーブラックラムズの同期で、セブンズ日本代表経験のある小吹祐介(現・神奈川県選抜監督)氏も招聘して強化を進めた。

「いくら得点を取ってもディフェンスが良くないと勝てない。今年のBKのメンバーには動ける選手が多かったので、アタックよりもディフェンスをベースに大会に臨みました」。

「立ってプレーすること、そしてアタックもそうですがディフェンスでも相手と2対1の状況を作るように注力してきました」と相監督が大会を振り返ったように、特に顕著だったのは通経済大柏のディフェンス力だった。

流通経済大柏の予選プールから、カップトーナメントまで6試合の平均失点は7.2点で、準決勝の桐蔭学園との試合で3トライを取られた以外は、残りの5試合は1トライ以下だった。

1対1の状況で飛び込まず、しっかりと相手を倒すタックルで頂点に駆け上がったと言えよう。

また、相監督は大会前、勝ち上がるためにキーとなる試合はカップトーナメント2回戦の御所実業戦と考えていたという。

今年5回目の対戦だったという桐蔭学園にも準決勝で、接戦でやっと勝つことができて「御所実業と桐蔭学園に勝つことができて、自信をつけて決勝に臨むことができた」。その勢いが決勝の東海大大阪仰星戦にも出たというわけだ。

チームには葛西拓斗キャプテンや家村健太バイスキャプテンがいたが、相監督はセブンズのキャプテンに永山を指名したことも功を奏した。

コーチ陣の期待通り、永山はカップトーナメントのMVPにも選出。指揮官は「永山大地はポテンシャルがある選手だったので、期待を込めてセブンズのキャプテンに任命しました。今後も成長してくれると思う」と目を細めた。

「年間のターゲットの1つだったアシックスカップで優勝できて良かった。今後は15人制ラグビーをしっかり強化したい」と相監督。

流通経済大柏は、真夏の全国高校7人制ラグビー大会に続いて、冬の「花園」こと全国高校ラグビー大会に初優勝に向けてさらなる挑戦を続けていく。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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