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ラグビー コラム 2018年7月3日

サンウルブズ、シンガポールで初勝利、そして初のシーズン3勝目

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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サンウルブズにとってはスーパーラグビー3年目で初めてシンガポールでの白星奪取となり、初のシーズン3勝目、そしてホームでの3連勝となった。

サンウルブズは勝ち点4を重ねて、総勝ち点を14に伸ばした。ブルズは7点差以内の敗戦で勝ち点1を獲得して総勝ち点25としたが、南カンファレンス2位のジャガーズが勝利したため、プレーオフ進出は厳しくなった。

痛い星を落としたブルズのキャプテンSOポラードは「気温が高いのは事前に分かっていたので、早い段階で相手よりもボールをキープし続け、チャンスを確実にものにしたかったが、やはり接戦になってしまい、結果的に負けてしまったことは残念」と語った。

そして、「このような湿気のある気候はタフなゲームだったが、それは言い訳にすることはできない。また(南アフリカのホーム・)ロフタス(・ヴァースフェルド)に戻って立て直したい」と前を向いた。

シンガポールで初の勝利を挙げたサンウルブズのブラウンHC代行は「シンガポールでの初勝利になりましたが、素晴らしいことです。全てのラグビーチームが、シーズンが始まる時に前のシーズンよりも向上したいと思うものです。このチームとしては歴史を作ることができました」と目を細めた。

勝因に関しては「リザーブメンバーたちも素晴らしい仕事をしたと思います。いくつかのミスはありましたが、チャンスはどこかで拾うものです。前半は特にプラン通りにいかなかった部分もありましたが、ディフェンス面ではチームとして自信がついてきたと思います」とベンチメンバーと組織ディフェンスに言及した。

FLブリッツキャプテンは「ソフトモーメントはいくつもありました。2、3 のミスから失点に繋がってしまいましたが、我々は次の仕事に集中して取り組むことができたと思います」。

「自分たちのストラクチャー、自分たちのプレーができました。今回シンガポールで勝ち、サンウルブズは新たな歴史を作りました。シンガポールは我々のホームです。だからこそ、ファンのためにも勝ちたいという思いがありました。嬉しい」と声を弾ませた。

ホームで2連勝して自信を得たことはもちろん、昨年の同じ時期と比べて、チームとして一体感、まとまりがあったことも勝因の一つとなった。FL徳永は「布巻、ビリー(ブリッツ)が尽力してくれたので、代表組と他の選手たちとコネクトが早くできた」とリーダー陣の働きを称えた。

この試合でケガなどの理由により、PR石原慎太郎、LOヘル ウヴェ、LO真壁伸弥、FL布巻峻介、内田 啓介、ゲラード・ファンデンヒーファーがチームから離脱。

オーストラリア遠征からPR稲垣啓太、LO/FL姫野和樹、LO/FLヴィンピー・ファンデルヴァルト、FLリーチ マイケル、共同キャプテンのひとりSH流大、CTB立川理道がチーム合流した。

シンガポールで新たな歴史を刻んだサンウルブズは、そのままオーストラリアに場所を移し、7月7日の18節はワラターズと対戦し、13日の19節はレッズと対戦する。残り2試合、アウェーでの初勝利を目指しつつ、5勝まで星を伸ばしてほしい。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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