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世界のラグビーシーンでは6月、11月は代表月間である「ウインドウマンス」と呼ばれ、6月は北半球の国々が、南半球に遠征してテストマッチに挑んでいるが、いよいよ終盤を迎えている。
世界ランキング4位の「ワラビーズ」こと、オーストラリア代表が、今年のシックス・ネーションズ(欧州6ヵ国対抗)全勝優勝で同2位アイルランド代表をホームに迎えて3試合を行っており、6月23日(土)にはシドニーのアリアンツ・スタジアムで最終戦が行われる。
第1戦はブリスベンのサンコープスタジアムで9日に行われ、アイルランド代表はSO(スタンドオフ)に22歳のジョーイ・カーベリーが先発。
そのカーベリーのPG(ペナルティゴール)で前半2分に先制するが、その後、オーストラリアがPGで同点とし、25分に再びアイルランド代表がPGで3-6とする。
だが、アイルランド代表にミスが続くと、33分、ワラビーズのSOバーナード・フォーリーがトライを挙げて8-6と逆転。
後半はオーストラリアの激しいディフェンスの前に、アイルラインド代表なかなかゴールラインを破ることができない。それでも15分にPGで再びアイルランドが8-9と逆転し、SOに大黒柱のジョナサン・セクストンを投入。
だが、オーストラリア代表がSOフォーリーのPGと、2016年の6月以来、代表に復帰したFL(フランカー)デーヴィッド・ポーコックのトライを挙げて18-9で勝利した。
メルボルンで行われた第2戦では、オーストラリア代表はマイケル・チェイカHC(ヘッドコーチ)が就任してから初めて前の試合と同じメンバーで臨み、一方のアイルランド代表はSOにセクストンが先発。
この試合ではまずホームのワラビーズが、CTB(センター)カートリー・ビールのトライで先制するが、その直後にWTB(ウィング)マリカ・コロインベテが危険なタックルでイエローカードをもらいシンビンに。
数的有利となったアイルランド代表は、ラインアウトからモールを継続してトライし同点にすると、さらにPGで7-10と逆転する。
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