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ラグビー コラム 2018年6月8日

【ラグビー日本代表コラム】「自分の役割を遂行する」6月の3連戦に腕を撫す、日本代表の若き司令塔SH流大

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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――同じポジションのSH(スクラムハーフ)にはベテランの田中史朗選手、内田啓介選手もいます。

田中史朗

ポジション争いにはしっかり勝ちたい。サンウルブズでも、先発で出ることもあればリザーブで出ることもあって、僕の中では、どちらでも自分の仕事を遂行できたと思っているので、それをジャパンでも続けることが大事だと思っています。もちろん本心で言えば「9」番を付けて先発で出たいですし、「9」番でゲームを作りたいという思いは強いです。ですが、ベンチスタートだとしても、チームを勝たせるという責任があるので、どちらで出ても自分の役割を遂行することだけを考えています。

――2019年のラグビーワールドカップで日本代表はアイルランド代表、スコットランド代表、ロシア代表と、欧州勢と同じプールに入りました。この6月の3戦もイタリア代表、ジョージア代表のヨーロッパ勢と対戦します。来年を見据えると、欧州の強豪との対戦はどういった意味があると考えているでしょうか?

リーチさんからも「ワールドカップを想定しよう」という話がありました。またリーダーグループでも「6月の3戦は本当にワールドカップを想定したテストマッチにしよう」と話し合いました。もちろんイタリアとジョージアのスタイルがワールドカップで対戦する代表と被っているわけではなく、強さも違うので一概には言えないのですが、相手どうこうよりも自分たちにフォーカスして、どれだけ準備できるかにこだわってやっています。もちろん3戦とも勝ちたいですし、僕らも「絶対に3試合勝たないといけない」というプレッシャーを自分たちにかけていきたいと思っています。

――最後に、流選手個人として、6月の3戦はどういうプレーをしたいですか? またファンにどんなところを見てほしいですか?

この6月のシリーズでは試合に出た時に自分の役割をしっかり務めること、つまりスピードを上げるべきときにはスピードを上げてアタックを引っ張り、落ち着かせる時は落ち着かせるといったSHとして求められることをしっかりやっていきたいと思います。特にファンのみなさんにはスピードのあるアタックに注目してほしいと思います!

昨年4月に日本代表初キャップを獲得し、6月と11月にさらに高いレベルのテストマッチを経験して「徐々に自分のパフォーマンスに自身が持てるようになってきた」というSH流。さらにサンウルブズで得た経験も武器に、来年のW杯を見据えて、この6月も日本代表のゲームメイカーの一人としてピッチに立つ。先発で出場しても、ベンチスタートだとしても、テンポの良い、スピードのあるアタックで日本代表の勝利に大きく貢献してくれるだろう。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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