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春季大会初戦で早稲田大学を破り、追い風に乗っている筑波大学。5月13日には日本体育大学と対戦し、78-14で大勝した。27日(日)の法政大学戦でも、勢いそのままに勝利を重ねられるだろうか。
今年の筑波大は、昨年とスタメンが大きく入れ替わった。そのため、春季大会では実戦経験の少ない選手をスタメンに置くなど試行錯誤を続けている。
このように不安要素を多く抱えていたが、日本体育大戦では戦い方の定まらない現段階として、理想の試合展開だったと言えるだろう。
筑波大は試合開始直後からトライを量産。合計12トライを決める一方、守備では相手の攻撃をわずか2トライに抑える圧巻の試合運びで、開幕2連勝を飾った。
主将のHO(フッカー)大西訓平(体専4年)は「(初戦の)早稲田大戦では後半途中から相手ペースになることがあったが、今回は1試合通して主導権を握ることができた」と振り返った。
前半3分、筑波大は相手のラインアウトのミスを機にFB(フルバック)前田土芽(同4年)が大きくゲインすると、パスを受けたWTB(ウイング)河野友希(同4年)が先制トライを決めた。
その後も、前田の好走は続き、相手のミスやペナルティを逃さなかった。トライを立て続けに奪い、26-0とスタートダッシュに成功した。
だが、20分に相手の素早いタックルが決まりボールを落とすと、こぼれ球を拾われトライを許した。それでも29分には、意識して取り組んできたラインアウトからモールで押し込みトライ。
その後、相手のNO8(ナンバーエイト)クリスチャン・ラウイの突破でピンチを招くも、WTB仁熊秀人(同2年)が相手WTBをタッチラインの外まで出すタックルを決め、流れを渡さなかった。
33-7で迎えた後半も筑波大は集中力を切らさなかった。後半2分、相手のペナルティからSH(スクラムハーフ)杉山優平(同3年)がタップで前進し、CTB(センター)田上徳馬(同3年)が難なく押し込んだ。
続く6分には、島田の効果的なキックを起点に大西がトライ。14分は相手の我慢強い攻撃でトライを許すも、仁熊の連続トライを含む5トライを奪いノーサイド。終わってみれば78-14の大勝だった。
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