人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2018年5月21日

サンウルブズ、ロスタイムの劇的勝利。初のスーパーラグビー2連勝

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

この試合もマイボールスクラムは100%(6/6)、さらに連敗中は課題だったラインアウトも風が吹く中でも、94%(15/16)とセットプレーの安定がアタックのリズムを生んだ。

また、タックル成功率は88%と高く、後半、チーム一丸となったディフェンスでしっかり粘れたこと、そして前半からキックを使って相手を疲れさせたことが勝利を呼んだと言えよう。

この試合が13試合目だったストーマーズも7点差以内の敗戦でどうにか勝ち点1を挙げて、総勝ち点を24としたが、南アフリカカンファレンス最下位のまま。

ストーマーズより試合消化が1試合少ないジャガーズ(アルゼンチン)が今節勝利して、総勝ち点を29と伸ばしてカンファレンス2位&全体7位。

同じく試合消化が1試合少ないシャークスも勝利して総勝ち点28としてカンファレンス3位&全体8位に順位を上げたため、ストーマーズのプレーオフ進出はかなり厳しい状況となった。

そのため、ストーマーズのゲームキャプテンLOクリス・ファン セイルは、「とても残念です。前半はチャンスが多かったが、そこで取り切れなかったので、後半あのような結果になってしまった」とコメント。

「後半、サンウルブズのパフォーマンスが我々を上回っていたと思うが、言い訳はしない。初めての香港のゲームは素晴らしい経験となったが、結果としては残念だ」と肩を落とした。

一方のサンウルブズはチームとして初の連勝、そして国外での初勝利、さらにストーマーズに対しても初勝利を収めることにも成功し、勝ち点4を積み上げて、総勝ち点を10に伸ばした。

オーストラリアカンファレンス最下位は変わらないが、4位のブランビーズとの差は6に縮まった。

DGが決まった直後、手を叩いて喜んでいたジョセフHCは「後半最後のゲームの流れは、チームを信じていました。パーカーのパフォーマンスは素晴らしいものでした。称賛を送りたいと思います」。

そして、「ここまで厳しい時もありましたが、サンウルブズの歴史的に 2連勝したことは素晴らしいことだと思います。チームが正しい方向に向かっているということだと思います」と胸を張った。

ゲームキャプテン、NO8ブリッツも「本当に素晴らしい選手のパフォーマンスで、素晴らしいゲーム。ファンのおかげで最高の雰囲気で、選手も奮起していい結果となった」。

そして「(DGを決めた)パーカーはまさにゴールデンブーツです。セカンドホームの香港で本当に素晴らしいパフォーマンスができた」と大きな笑顔を見せた。

サンウルブズはこの後、5月25日(金)にはレベルズ、6月3日(日)にブランビーズとアウェイでの連戦が待ち受ける。ただ、ジョセフHCとサンウルブズでの試合出場時間の多い日本代表選手は帰国し、6月のテストマッチ期間に備える予定だ。

NO8ブリッツはオーストラリアの連戦については「遠征はいつもチャレンジだが、とても楽しみにしている。才能のある選手がたくさんいて、強いチームと対戦するのは、サンウルブズにとっては良い経験となるし、我々も力があるので、何が起こるかわからない」と語気を強めた。

主力選手の一部が抜けることは、新しい選手にとっては大きなチャンスにもなろう。レベルズ戦はトニー・ブラウンコーチ、ブランビーズ戦はスコット・ハンセンコーチが指揮する予定だ。

サンウルブズが初の3連勝に向けて、オーストラリアで新たなチャレンジに挑む。

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ