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ラグビー コラム 2018年4月28日

サンウルブズ、ニュージーランドの強豪に敗戦も着実に進歩

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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7連勝のハリケーンズはしっかりと勝ち点5を獲得し、総勝ち点を32に伸ばした。一方のサンウルブズは勝ち点を挙げられず開幕9連敗となり、総勝ち点は2のまま。

ゲームキャプテンを務めたハリケーンズのFLシールズは、「サンウルブズはシーズンを重ねるごとによくなっているため、後半に入るまでは苦しめられた」。

「後半、いくつかいいトライを挙げられたので勝利できてよかった。(ここまで)我々はタフなシーズンを過ごしているが、いいステップを重ねていると感じている」と振り返った。

サンウルブズはボールポゼッション61%、テリトリーは67%と、ニュージーランドの強豪相手にボールをキープして、敵陣で攻撃し続けることができたが、敵陣22m内に入っても相手の固いディフェンスの前にトライが取りきれず、2トライしか挙げられなかったことが響いた。

ただ、セットプレーも安定しつつあり、敵陣奧にまで入ることができているだけに、決定力が上がれば勝利は近いはずだ。

ジョセフHCは、「最終的に大きな点差が開いてしまった事は大変残念な事ですが、今日の最終スコアは、この試合全体を反映しているものではないという事を申し上げたい」。

「今日の試合については、全ての側面において改善が見られたと思います。試合に臨む姿勢、正確性、作戦の実行というのも一貫性を持ってきています」と冷静に分析した。

ゲームキャプテンFLラブスカフニは「非常に前半の入りは良かったと思っています。後半に入って我々のプレーも洗練されて、ボールポゼッションも上がってきたと思うが、ただただゴールラインを超えることができなかった」。

しかし、「我々のアタックはすごくよく機能しているし、相手にプレッシャーを与えていることはできていると思う。一番大事な事はこのチームが全体としてポジティブなマインドセットを持ち続ける事です」。

「すべて上手くいっている時は、自分たちが正しいと信じることは簡単です。今は上手くはいっていない時ですが、きちんと自分達のプレーを見つめ信じることによって、結果もいてくると思います」。

「毎週コーチ陣とスタッフが、チームがいい準備ができる状態をしっかり作ってくれています。選手たちは毎週フィールドに出て初勝利を目指しています。勝利はすぐそこだと思っています。継続的に頑張っていきます」と前を向いた。

ニュージーランドでクルセイダーズ、ハリケーンズと連戦を終えたサンウルブズは、次節は「BYEウィーク」(休みの週)で、その翌週の第13節、5月12日(土)、同じオーストラリアカンファレンスのレッズと、ホームの東京・秩父宮ラグビー場に迎える。

この試合はサンウルブズにとって今季、秩父宮ラグビー場最後の一戦となる。タフなニュージーランドのツアーで得た経験と教訓を活かし、次戦こそ多くのファンの前で、今季初白星を奪取し、勝利の雄叫びを上げてほしい!

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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