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前半3分、ハリケーンズがボールを動かしトライと思われたが、その前のプレーでスローフォワードがあり、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の結果、ノートライとなる。
すると前半9分、サンウルブズが反撃し、ラインアウトを起点にボールを継続。
特にこの試合では、FWのピック&ゴーのアタックが効果的で、最後はこの試合で、2試合連続ゲームキャプテンを務めるFLピーター・ラピース・ラブスカフニが相手のタックルを外して中央左にトライ。SOヘイデン・パーカーのゴールも決まり、7-0と先制する。
前半15分、相手WTBジュリアン・サヴェアにトライを許し、7-7と同点に追いつかれるが、サンウルブズもすぐに反撃し、18分にSOパーカーがPGを沈めて、10-7と逆転に成功する。
ただ、ホームのハリケーンズは調子の良さを見せつけて、スクラムを起点に2トライを許してしまう。前半28分、スクラムからSOボーデン・バリットが切れ込み、内側をフォローしたSHフィンレー・クリスティーが中央左にトライ。
さらに39分にも、スクラムからNO8リード・プリンセプがブラインドサイドに飛び込んで、21-10とリードして前半を折り返す。
11点差のサンウルブズも後半、先にトライを挙げて得点差を縮めたかったが、ミスでチャンスを生かし切れずにいると2分、ハリケーンズFBジョーディー・バレットにビッグゲインを許し、トライを喫して10-26とリードを広げられてしまう。
相手がラインアウトで苦しんでいることや接点での反則もあり、敵陣でのアタック時間が続いたサンウルブズは、後半6分、16分とボールを継続してインゴールへボールを押し込んだが、相手のゴール前の粘りのディフェンスの前にTMOの末に残念ながらトライは認められなかった。
その後もモールと近場のFWのアタックを軸に攻め込むが、なかなかトライラインが遠く、苦しい時間帯が続く。そんな中、後半29分、相手のキックをサンウルブズCTBマイケル・リトルがラックを形成し、途中出場のSH流大がすばやく相手の背後にキック。
それに反応したWTB福岡堅樹がスピードを活かしてボールに追いつき、そのままインゴール左隅に飛び込んでトライ。
「流ともしっかりコミュニケーションが取れて、裏にスペースが空いていると分かっていたので、急いで戻ってそこを狙いに行きました」(福岡)。サンウルブズは-15-26と、点差を再び11点に追い上げる。
残り10分、早い時間にトライを挙げて逆転の可能性を見出したかったが、相手は、さすが一昨年の優勝チームだった。
サンウルブズのフィットネスと集中力が落ちたところを見逃さず、ボールをしっかりつないで、後半34分にはCTBヴィンス・アソ、37分にFLシールズ、39分には再びCTBアソにトライを決められ万事休す。
結局、後半最後の3トライが響き、7トライを喫したサンウルウブズは15-43とされ、そのままノーサイドを迎えた。
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